2023/12/18

ビンテージのピロー型クリスマス・ギフトボックス

 

商店でクリスマス・グッズの展開が始まった頃、毎度御馴染みの山小屋風チャリティショップで、この古いクリスマス用のギフトボックスを手に入れました。

8枚で1ポンドで売られていましたが、古い元の値札シールが残ったままで、一つ30ペンスと書かれています。デザインや印刷技術は195060年代っぽく見えますが、蛍光色の値札だからそう古い商品ではなく、案外最近まで昔ながらの荒物屋や日用雑貨屋の隅で売られていたのかも知れません。私がイギリスに住み始めた頃は、そんな荒物屋が未だイギリスのあちこちにチラホラと残っていましたが、徐々に消えて無くなって行きました。

サイズはA5程度の厚紙製で、最初は真っ平らな状態ですが、左右の型押しの溝を折り曲げると、立体的な箱状になる仕組みです。

まるでゴム判で押したような、味わい深い印刷です。多分、今でも段ボール箱等に使用されている、フレキソ印刷の技術と同じではないかと思います。

両面・両端に、カーブ状の折り線(溝)が型押しされています。

これを中に押し込むように折り曲げると、立体的に膨らみ箱状になります。

枕に似た形なので、こう言ったギフトボックスはピロー型と呼ばれます。場所を取らずに収納出来る割に組み立てと包装は簡単で、特にアクセサリー等の小さく厚みの余りないアイテムを入れて贈るのには便利な形態です。

後はリボンやシールで装飾すれば良いのですが、こんな柄付きのタイプは、シンプルに金色のゴム紐を掛けるだけで十分なように思います。


 

 

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