一番最初に選んだのは、絵のタッチも色合いも好みにドンピシャのこのカード。クリスマス・ショッピングの帰りなのか、二人の女の子がプレゼントを複数持ったイラストで、右下にはロビン(西洋コマドリ)も居ます。
良く見ると、イラストは部分的に軽くエンボスされています。女の子達の太い脚に、自分を見る思い…(苦笑)。
中面のイラストも可愛いのです。1950年代のカードに良くある、薄めの用紙に片面印刷し四つ折りにして両面印刷に見立てた仕様です。何処かの誰かが送ったカードですが、こちらの人は署名以外にロクにメッセージも書かない為、プライバシーを気にする事もないので、こうして古いカードを良く売りに出します。
お菓子で出来たようなピンク色の外壁の家の門の前には、実は黒猫が居ます。
この時代のイギリスの絵本には好みの絵柄が中々ないのに、カードにならちゃんとあるのが意外です。
こちらも1950年代製のカードのようで、片面印刷の四つ折り仕様になっています。ツリーを持った雪ダルマと赤地にウォール・ストライプ状に並んだ柊が中心の、意図の分からん不思議な構図です。
やはり、こちらも使用済みカードです。昔のカードは、フォントも優雅で綺麗。
わざと効果を狙ってやっているのかと思える程の、味のある版ズレ。 印象的でお洒落なデザインとリスの可愛さで、このカードも凄く好みに合います。紺色地に針葉樹の枝、赤リスと、モチーフにクリスマスらしさは特に感じられないものの、中面の文字を見るとクリスマス・カードだと分かります。こちらは両面印刷になっており、製造年代は前出の二枚より少し後の時代のようです。
残りの一種のみ未使用で、同じ物が三枚あったので三枚とも買いました。同柄カードが、セットになって販売されていた物と思われます。ネズミと言うのも、こちらでは何故か時折見掛けるクリスマスのモチーフです。滲んだ柔らかい水彩画のタッチが、ネズミの可愛さを高めています。製造は、70年代頃と思われます。
ネズミのカードの一枚には、こんなほぼ名刺サイズのイタリア製の宗教カードが挟まっていました。日本でも、日曜学校で配られたり教会グッズ屋で手に入るカードです。どのクリスマス・カードにも、奥ゆかしい信仰心やクリスマスを心待ちにする謙虚さが感じられ、過ぎ去りし時代が偲ばれます。
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