2023/11/19

ヴィクトリア時代のバックル製ブローチ

6月に訪れたアーディングリーのアンティーク・フェアでの一番の目的は、今回もやはり姉への誕生日プレゼント用のビンテージ・ジュエリーを買う事でした。いつもならクリスマス直後からコツコツとビンテージ・ジュエリーを買い集めますが、それらは今年はお土産として帰国時に既に姉に渡してしまったし、何せその後はイギリスを4ヵ月も離れていた訳だから、未だ何もプレゼント用には買い集めていませんでした。

フェアでまず最初に買ったのは、この大きなブローチでした。最初に訪れた屋内会場Jubilee Hallで出会いました。売り主の話では、ヴィクトリア時代のウェストベルトのバックルを、後からブローチに改造した物だそうです。

本当にヴィクトリア時代の物かどうかは分かりませんが、裏面を見るとかつて古いバックルだった事は確かで、またヴィクトリア時代に似たような形態のバックルが存在していたのも確認しました。

その為、ブローチとしては少し変わったデザインだし、姉好みにボリュームはたっぷりあります。バックルとしても十分見応えがあり、ベルト着用時には結構インパクトのあった事でしょう。

5cm×横9cm位で、菱形の枠を基本に、細い帯が絡まっているような図案の地金で、いかにも古風で優雅なデザインです。其処に、無色透明のペースト・ガラス(ラインストーン)の大小が無数に鏤められています。地金はずっしり重く、素材はピューターではないかと思います。

 

 

 

 

 


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