2023/11/13

初夏のアーディングリーのアンティーク・フェア 1

今年の一時帰国を終え6月にイギリスの自宅に戻って来た時、私も夫P太も兎に角お出掛けに飢えていました。4ヵ月も日本に滞在していたとは言え、今回の主な目的は年老いた両親の世話だったので、日帰りでさえ旅行に出る事はほとんどありませんでした。またP太も、私が帰国している間に義母を連れ出して出掛けてはどうかと提案したものの、結局一回程度しか出掛けなかったようです。例年なら春が来ればお誕生日や結婚記念日に、更に夏時間を迎えて日が長くなれば頻繁に夫婦で小旅行に出るのに、今年はそれを全部すっ飛ばしてしまったから、夫婦揃って行動する事が致命的に不足していました。それで、私がイギリスに到着する三日後位に、Ardingly アーディングリー(またはアーディングライ)のアンティーク・フェアが開催されるのは知っていたので、手っ取り早くそれに出掛けようと予め話し合っていました。

このイギリス南東部最大のアンティーク・フェアは、牧草地帯の広大な農業展示場で、冬期を除く2月毎に火・水曜日と二日間開催されます。火曜日の入場料は水曜日の4倍なので(ただし火水二日分)、我々はいつも水曜日にのみ訪れます。その水曜日の入場料も、物価高で昨年より10%値上がっていました。

この所P太は銀製品、特に銀貨に凝っているので、最近はお気に入りの銀専門店が毎回出店しているJubilee Hallを真っ先に訪れます。その間私は、ビンテージ・ジュエリーを物色。今回のここでの一番の目的も、姉へのプレゼントのビンテージ・ジュエリーを買う事です。いつもはXmasプレゼントを発送した直後から、せっせと夏の姉への誕生日プレゼントを買い集めますが、今年は2月に帰国する際、それらは全てお土産として持って行ってしまった為、全く誕生日用のビンテージ・ジュエリーが手元に残っていない事を焦っていました。

このプラスティックのケースに入った古い地図は、何かと言うと、例えばこの写真ではコーンウォール地方を示していますが…、

…脇の黒い波状のダイヤルを回すと、画面がイースト・アングリア地方の地図に変わります。ダイヤルを回し続ければ、イギリス中の地図を見る事が出来る訳です。多分1970年代の製品。グーグル地図の存在する今となっては、どーって事ない原始的な仕掛けでしょうが、地図好きとしては何だか心躍るアイテムです。

北欧ビンテージ食器の名作とも言える、スウェーデンのロールストランドの「MON AMIE」のセットが見事。

好みのビンテージ布の一番上の段には、二つの時代の水着を纏った女性がコミカルに描かれています。

模様が繊細で美しいガラスのプレートですが、ピンクのファーの敷き布と両脇の七宝の皿が強烈。

P太も私も屋内会場で、早速目的の物を手に入れる事が出来ました。続いて、屋外会場へ出ます。 

ピアノの脚の下に置く「piano restが、こんなに沢山集まっているとは。

次にいつも自分のお気に入りのストールが集まる通路に出てみて、余りの閑散ぶりにギョッと衝撃を受けました。P太は初日の火曜日の天候不良のせいだろうと言っていましたが、私は並みならぬイギリスの不景気のせいだと思いました。確かに前日は大雨だったのですが、当日雨が降っている時でも、冬直前の寒い季節でも、コロナ規制が未だ厳しい都市封鎖直後でさえ、これ程このフェアで出店数が少ないのを見た事がありません。

良く購入するビンテージ・ジュエリー専門のおば様のストールと、眺めが圧巻な手芸専門のストールは出店していたのはせめてもです。

出店数の少なさが前日の天気のせいばかりでは絶対ないのは、天候に左右されないはずの、この屋根付き会場の寂しい状態からも察知出来ます。

しかし、ビンテージ布物の品揃えが見事なストールは健在。

 魅力的なスウィンギン時代の布も、この通り集まっています。

これなんて、ヴィクトリアンかエドワーディアン時代の女性の上衣ですよね。19世紀末から20世紀初頭の衣類な訳で、良くこの状態で残っているなあ。

このフェルトのベルトなら自分で作れるかも~と一瞬思いましたが、作ったところで着用する機会は絶対ない(笑)。ドール服の参考にしようと思います。

こちらは別なストールですが、やはり中々素敵なビンテージ・ドレスが集まっています。

このトルソーの衣装は、実は重ね着が絶妙。これこそ、ドール服で再現してみたいと思いました。

 こちらのストールにも、惹かれるビンテージ・ドレスが揃っていました。

本当にその時代の物かは分かりませんが、マッキントッシュ、またはグラスゴー・スタイルの見本のような美しいクローゼット。

お向かいの屋根付き(半屋内)会場も、今回は出店数が少なくスカスカした印象でした。

左寄りの、不思議な造り&素材の鳥のブローチが気になります。

昔のお土産人形が段ボール箱に纏めてドッサリは、イギリスで古物を売る場所では定番。


この出店数の少なさでは、果たしてビンテージ・ジュエリーをもっと買い集められるのか?と不安に思いつつ、おまけにこの日の天気の雲行きも怪しく見えますが、会場を歩き続けます。

 

 

 

 

 


0 件のコメント: