昨年の11月、英国南東部最大の骨董市Ardingly アーディングリーのアンティーク・フェアの年内最後の開催日に夫婦で行って来ました。
試しに出店料を調べた所、このアンティーク・フェアで最も高い売り場は、実はこのShopping Arcadesでした。料金は400ポンド以上で、平均の倍もします。
テント張りの言わば仮設店舗ですから、当然冷暖房が完備している訳でもなく、悪天候に強い環境にも見えないのに、完全な建物内より出店料が高いなんて。
道理で商品が概ね割高で、このエリアで何か買えた試しがない訳です。売っている商品は、流石にセンスの良い物が多く混じっているんですけどね。このブローチのセレクションなんて、欲しくなる物がいっぱい。
特にこの辺りで売られている布物には、魅力的な物が。
イギリスらしいクレージー・キルトには、返ってきっちり幾何学的な文様の整列したアメリカン・キルトより惹かれます。
一瞬可愛い柄の布に見えますが、実はウサギの顔が邪悪!
実用じゃなくとも、飾っておきたくなる可愛さの子供用ディアンドル。
何処かの誰かのお手製らしい、味のあるノディのチェスト。
屋外売り場の最奥(南端)は、今回は流石に前日の暴風雨の為に、ほとんど出店のない寂しい状態でした。
これぞイギリスのモッズ~とでも言うような、激しい柄の布が張られたストゥールです。下の脚部分も、意味不明に複雑な形です。
これを見て、中学時代の遠足の松島水族館での 部活の先輩へのお土産として、一年生一同で同じハリセンボンの剥製を買ってプレゼントしたのを突如思い出しました。そんな物受け取った先輩も、さぞ困ったでしょうね。ほんと、子供って我ながらしょーもない。しばらく、部室に飾ってありましたけど(笑)。
しかしこんな風に地べた置きで濡れていては…、出汁が出ちゃうよ。
結局今回は、今までで最も早い1時過ぎにはここを去りました。…え?こんなにショボい出店数では、行く甲斐がなかったんじゃないかって? いえいえ、ちゃんと目的を果たしただけでなく、私もP太も自分自身用にたっぷり収穫があり、正に有り金全部を使い果たす程買い物を楽しめました。カードもほとんどの店で使えますが、我々はここでは現金支払いのみと心に決め、財布の中には本当に10ペンス玉しか残らず、それで早々に引き上げたのです(笑)。
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