姉から中秋の名月のお飾りミニチュアを貰ったので、今年はリカちゃんに着物を着せてお月見したいと思います。
作った着物は、渋目のピンク地に和風ウサギ柄。実はこの布、元は私の枕カバーなのです。掛け布団カバーとセットでしたが、生地の厚み的にも柄の大きさ的にもドールの着物を作るのにピッタリだと思い、枕カバーのみ捨てずに取って置いてイギリスに持って来ました。
東京で一人暮らしをしていた時、寝室は純和風にしようと思い、この寝具カバー・セットを使用していましたが、生まれて以来畳+布団で寝起きした習慣がほとんどなく、その割にベッドの生活は手放せなかった私です。
一応雪ウサギ柄なので、冬のお正月にこそ相応しいとも思いましたが、ウサギの合間にススキのような草も描かれ、カジュアルな雰囲気が秋のお月見の方に一層合うかもと、卯年の新年には使わずに取っておきました。
しかし、縫い上がってから「しまった~」と気付きました。確かにドール用の着物を製作するには理想的な生地なのですが、…このくすんだピンクは、やはり肌写りが非常に悪いと痛感。
帯や袂袖など出来るだけ濃い色を用いてメリハリを付け、メイクが濃く顔立ちの華やか目のリカちゃんを選んだものの、それでも難しいと実感しました。
肌写りが悪ければ、写真写りも悪ゥ。 特にこの撮影日は、未だ秋分前の夏だったのに、更に本来なら南向きで陽当たり抜群の私の作業部屋なのにも関わらず、悪天候で昼間から異様に暗く、家中のライトを駆使して当てても、ダウンロード後に彩度明度等を微調整してもこの有様です。
焦げ茶地に洋風の花柄の生地の帯は、随分前に作って置いた物。やっと出番が来ましたが、濃い色の帯は何かと役に立つはずです。背後の簾は母から昔送られて来た物で、久々の再登場です。うさ耳は、新年からの使い回し。
タイトルは「月より団子」としましたが、ウサギが咥えているのは確かにお団子なものの、リカちゃんの持っているのはウサギ型おはぎ! しかも、巨大な(1/6ドールにとって)おはぎが三つも。一つでさえ、御飯一膳分以上は絶対あります。食いしん坊キャラのリカちゃんですら、これ全部を一人で完食するのは無理そう。
お彼岸ではなく、中秋の名月におはぎを食べる習慣の地域って、もしかしたら日本の何処かに存在するのかどうかは兎も角、ウサギ型は可愛いし美味しそうだからアリだと思います(笑)。左から黄な粉、小豆餡、右の白いのは御飯と餡子の逆転版??(中に餡入り)ってとこでしょうか。個人的には、ずんだや磨り胡麻があると尚良し。
それでは、今夜は日本でもイギリスでも、お天気に恵まれ美しい月が眺められますように~♪
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