結構前に、アーディングリーのアンティーク・フェアで、友達の好みに合いそうと思って買った、幅3cm程度のビンテージ・ブローチです。それなのに何故今まで贈らなかったかと言えば、買った後で私が壊してしまったからです! 細いワイヤー製のピンのストッパーが曲がっていたので、家に帰ってからラジオペンチで直していた所、あろうことかストッパーがもげてしまいました。
ワイヤー自体が経年で劣化していたのかも知れませんが、兎に角これではブローチとして使用できないし、友達に送る事は出来ません。デザイン上ペンダントに改造するのも変だし、代わりに現代のピンを貼り付けては魅力台無しだと思いました。しかし改めて眺めていた時、蔓になっているワイヤーの一部をピンの止まる部分に持って来て曲げストッパーとする事が出来、晴れて友達にプレゼントする事が出来ました。
金属で小鳥とアイビーの葉を中々細かく表現した、小さく質素なブローチです。二つのペースト・ガラスのラインストーンも、素朴な輝きを放っています。相当古く、もしかしたらアール・デコ期以前の製品かも知れません。葉の一部が緑色になっていますが、これは緑青が吹いている訳ではなく、元々は彩色されていたからのようです。
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