ドール用の和服は、1/6サイズにしては柄が大き目、または柄のクセが強くて洋服にするには扱い辛い位の布の方が、着物に仕上がった時に面白いと自分では思っています。
このアンティーク・フェアで手に入れた紫地のカット生地も、柄が奇妙で洋服のデザインは思い付きませんでしたが(せいぜい60年代風ワンピ位)、もし着物に仕立てたら、またもや昭和レトロっぽくて面白いかもと思いました。
実はお正月用に縫いましたが、柄の中の円が鯉のぼりの目を思い出させ、また地色の紫が花菖蒲っぽいので、後から端午の節句用の着物の方が相応しいと思いました。
しかし桃の節句なら未だしも、端午の節句に若い女性が着物…着ますかね? かどうかはさておき。
いや、きっと着物女子なら、どんな時も季節の行事や旬に合わせて着物をコーディネイトするのであろう!
この格好には、アヤメかハナショウブかカキツバタの類の花のミニチュアが、一輪でもあれば絵になるのにと思いました。勿論アイリスでも構わないのですが、例えその花季であろうとイギリスでは手に入るはずがありません。
じゃあ手作りするしかない? いやいや、まさか私がそんな緻密な作業をする訳ないでしょ…などと自問自答を繰り返し、結局和紙ででっち上げました。
拡大しては御見せ出来ないクウォリティですが、遠目にはこれでいいやと割り切っています。
この花を製作中、タラちゃんが机の脇で撫でろアピールを起こしていましたが、作業に夢中で無視していました。やっと完成し手を洗おうとほんの一瞬席を離れた隙に、やっかんだタラちゃんに造花を攻撃されてしまいました。机の上から床に叩き落され、あっと言う間に猫毛だらけになりました(とほほ…)。
幾ら「性格:天使級」と親バカ絶賛中でも、やはり猫は猫。
今回の帯は、会津木綿です。多分、半帯と言うタイプにしています。それに、蜻蛉玉っぽい緑色のガラス・ビーズを帯留めとして合わせました。
結びは普通に文庫。
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