どちらも持ち手と注ぎ口の付いた、ソース入れ…と言うか片口の器です。大きい方は口径10cm位。
小さい方は、ソース入れとしてもかなり小ぶりで口径約6cm。同じフィッギオの、この「クルピエ」の器と同じ大きさ・フォルムです。
「ロッテ」はフィッギオを代表するデザイナー、Turi Gramstad Oliver トューリ・グラムスタッド・オリヴァーに寄って1962年にデザインされました。トューリのデザインの陶器はどれも素敵ですが、この「ロッテ」と「マーケット」にはトューリの才能が特に発揮され、最高峰の魅力のように思います。フォークロア色を織り交ぜながら、ちょっとクセのある表現の人物が描かれて、線画の強調された細かめの絵柄ですが、渋い色味でまとめてある為、うるさくも子供っぽくもなく、今見ても大変スタイリッシュなデザインです。
だらけた鬚のオヤジが描かれているのに、可愛いってのが…奇跡です(笑)。
中面にまで、絵柄があるのが嬉しい。
更に、バックスタンプの手書き文字のデザインまで可愛く、正に北欧ビンテージ陶器の最高峰の魅力です。
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