昨年の秋に訪れたLincoln リンカーンを、朝から市内観光しています。目抜き通りのハイストリートを、丘の上の大聖堂を目指して北に登っていてくと、道幅は狭くなり坂道の勾配は急になり始め、通りは名前を変えました。
その名も、ズバリ「Steep Hill スティープ・ヒル(急な丘)」。
通り沿いには中世の建物が立ち並び、イギリスでは珍しくなった石畳が残っています。
「イギリスで最も魅力的な通り」としても、選ばれたそうです。
横には、雰囲気抜群の脇道も伸びています。
この辺りまで来ると、お決まりのチェーン店ではない、イギリスとしては個性的な店舗を見掛け始めます。
例えばこれは、ビンテージ専門のチャリティショップ。
ビンテージ専門チャリティ屋は、今やイギリスでは珍しくありませんが、ここは中々の規模と品揃えでした。
…しかし、店内がとんでもなく暗い!! 丁度ハロウィーン前だったので、それに合わせて一層暗くしていたのかも知れませんが、本当は歩くのも足元が危うい程の暗さで、店内での安全性に疑問を持つレベルでした。
そもそもイギリスには照明のやたら暗い店舗が多いんですけど、商品が良く見えないし陰気で貧乏臭いしで、絶対商業効果的に良くないと思います。今時LEDを使えば電力もさして掛からない上、UVで商品を傷める事も無いので、間接照明嗜好は家庭のみにして頂きたい物です。
この坂道では、中々個性的で魅力的な衣料店も見掛けました。ビンテージ・ドレスと、オリジナル・ファブリックの衣料を販売しているようです。
このワンピースの生地は、猫やキツネが宇宙飛行士姿のプリントで惹かれます。
二階がビンテージ売り場でした。
現在のイギリスの一般的な女性のファッションと違い、ビンテージ・ドレスは品が良いからP太は好きです。ただし、60年代以前のデザインに限りますけどね。
まるでビンテージ・シンディのアウトフィットのような赤いワンピースに、ブルーのジージャンを合わせたセンスが好みです。
この店は、正にP太にとってパラダイス。細かい工具&電器パーツが、ケース毎に詰まって売られています。
秋葉原がヲタクの聖地になる前の純粋に電気の街だった頃(若い人は知るまい…)に、ガード下に並んでいた、戦後の闇市の名残りのような小さな店舗を思い出させます。
機器のメーターも色々売られています。メーターは、P太の科学ヲタ心を強く擽るアイテムです(…って言われてもねw)。イギリスでは軍機等のメーターも出回るので、メーター好きには堪らないそうです。しかしこう言うコアな店は、売上目当てではなく大抵店主の趣味で経営している為、残念ながら行きも帰りも開いていませんでした。
この坂道には、猫カフェも在りました。イギリス、いやヨーロッパでも、最早猫カフェはそう珍しくはありません。もっとも、パブ等の飲食店に名物猫が居て商売に貢献しているのは、元から御馴染みでした。
このカフェの看板のイラストが、大聖堂に合っていてグッド👍。―――更に、坂を登って行きます。
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