2023/01/03

寒空に凛と咲く

 

以前ちょっとだけモダンな浴衣を着せた事のある「シガレットチョコ」のmomoko DOLLには、お正月には正統派和柄の着物を一度着せたいと思っていました。

ヘアスタイル的には黒髪直毛ロングで和服にぴったりですが、リップやチークの色を始め、メイクは少し変わっていて結構クセのあるモモコです。

しかし、正統派和装は問題なく着こなすようです。

着物に使用した生地は、数年前に日本で買った綿ちりめんのカット生地で、クリーム地に艶やかな牡丹や菊花、萩が咲き乱れています(季節感は意外と滅茶苦茶)。牡丹や菊の一部がサックスブルー色で、丁度このモモコの瞳の色と被って調和すると睨んでいました。地紋に水紋がある為、柄の縦横は予め決まっています。しかし例の如く縦の長さが着物を仕立てるのに十分なかったから、背面のおはしょり部分で繋げています。

帯はrurukoからの使い回し。正装の着物に相応しい帯に向く織地の布の持ち合わせが余りないので、新たに作っても似たような物になってしまうから、再利用で十分だと思いました。

この帯の色も瞳の色に近く、シガチョコ・モモコに似合っていると思います。

ヘッドドレスのリボンが、ちと大き過ぎるかな。最初から後頭部に着ける予定だったので、小さ過ぎると前から見えなくて意味がないと思い大き目にしましたが、これだけ大きいと子供っぽく見えてしまいます。

長振袖ではなく、小袖との中間位の中振袖です。裏地縫い付けたりする総正装はやはり面倒なので、襦袢擬きをプラスしただけの簡易スタイルにしました。

和装って、やはり着物本体を縫った後の、帯や帯揚げ、帯締め等の一式を揃える道のりがとても長いっ。作業自体だけでなく、組み合わせのバランスをあーでもないこーでもないと考えるのも一苦労で時間が掛かります。

その組み合わせを考えるのが和服の楽しみとも言えますが、今回は時間もなかったので色々近道を選びました。

幾ら一月を「ドール着物強化月間」だと勝手に思い込んでいても、15日を過ぎれば日本でさえ正月気分は随分抜けますし、まして正装である振袖を着る雰囲気は、せいぜい三が日止まり(+成人式)だとは自分でも思います。

一度ドール用の着物を考え始めると、あれもこれも着物で作りたくなり、中々頭の切り替えが出来ない私ですが、今年は強化月間を月末までズルズル引きずらず、早々に切り上げたいと思います。

 

 


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