2022/11/04

玩具の料理コンロ

大盛況だった土曜日開催のフリマでは、最初に買ったのはこのビンテージ玩具の料理コンロだったと記憶しています。値段は3ポンドと言われたのを、2ポンドに値切ろうとし、中間の2.5ポンドで交渉成立しました。外箱も残っている為、フリマにしてはこの強気の値段は仕方ありません。「Casdon」と言うイギリスの定評ある玩具メーカーの製品で、実際にイングランド製と言う事実に時代の古さを感じます。恐らく、1970年代の製造だと思います。

自分が買った理由は、他でもない1/6ドールに使えそうと思ったからです。ただしリカちゃんやmomokoにはスケール感が大き過ぎ、頭の大きなシンディになら大丈夫…と思いきや、やっぱりシンディにとってもコンロの方が大き目で、特に高さがあり過ぎて料理し辛そうです。

外箱も残っていただけに、子供の古玩具にしてはコンディションは良好で綺麗です。しかし、コンロの中央の銀色のバーナーリングは一つなくなっています。

子供(正直特に可愛い訳ではない)が遊んでいる様子の写真付きパッケージに、また時代を感じます。

コンロの下は収納棚になっていて開く事が出来、また元は片手鍋とフライパン一つずつ付属していました。

しかしパッケージに記載されている商品の売り文句が…、「コントロール・パネル付き(※プリントが貼ってあるだけ)」「本物のようにコンロが外せお手入れも簡単(誰も絶対拭きこぼさないし、返ってパーツを紛失し易いのに何故)」「点火ツマミが実際に回る」「収納棚の蝶番が丈夫(実際余りそうは思えない)」「鍋・フライパン付き」で、ギミック的には極めてシンプルな、正直言って何の工夫もない地味~な玩具です。

加熱しているような音が鳴るとか、点火しているような電灯が付くとか、子供を引き付ける仕組みがまるでない事に返って驚きます。これに比べると、多分同時代の実際にパンケーキが焼ける日本のアサヒ玩具の「ママ・レンジ」や、今でも売られている「コトコトキッチン」の魅力の凄さを実感します。

唯一、子供向けにピンクや黄色に彩色されているとか、花柄やキャラクターのプリントが付いている訳ではなく、実際のコンロの正に雛型みたいにリアルな見た目の地味さは、返って潔くて感心します。因みに、Casdon社のこの後のモデルの料理コンロ玩具は、イギリスのキッチンで実際に良く有るように、ガスではなく渦巻型電気式の見た目で、更にコンロの下がオーブンになり、電池でオーブン内部の電灯が付く仕組みに進化したようです。


この日のキッチンで働くシンディちゃんのアウトフィットとしては、いかにもスウィンギン時代のペイズリー柄のビンテージのコットン生地で、レトロなタイト・ワンピースを作りたいと思いました。しかし型紙を起こすのに失敗して、上手くフィットしていません。

身頃のラインが合っていないだけでなく、袖ぐりもきつ目です。ビンテージ・シンディの腕の付け根はリカちゃんのに似ていて、おまけに腕がむっちりと太いので、かなり袖ぐりを大きく取らなければならなかったのです。レトロさには大き目の尖った襟が決め手となるので、襟はどんでん返しではなく、縫い代を折って形成しました。

このビンテージ・シンディは、タータンチェックのロング・ドレスを着たスコットランド仕様でした。リップの色をやはり気に入らなかったので再度塗り直し、浮いていて変だった髪型も整え直すと、モデルとして随分使い易くなりました。最近フリマで手に入れたビンテージ・シンディと同時代(70年代)の製品だと思いますが、髪の質は更にサラサラなままの驚く程美しい状態です。

合わせるエプロンは、これまたスウィンギンなフラワーパワーな花柄のてろてろの薄い化繊ビンテージ生地での誰かの出来損ないのヨーヨーキルトだった端布から作りました。本当にこの直径しかない、ほんのちょっとの端布だったから、こうしてドール用のハーフエプロンに活用する以外に出番は一生ないと思いました。

今から20年以上前、姉夫婦が戸建ての輸入住宅を購入した際、備え付けのキッチンのコンロが三ツ口だったので、こりゃ便利で良いな~と思いました。しかしイギリスの一般家庭では、随分昔からこんな四ツ口が当たり前だったようです。我々夫婦が新婚当初住んでいたフラットも、引っ越して来た現在の家も四ツ口で、その内一つは壊れちゃったんですが、三ツ口でも特に不便はありません。返って概ね余り料理をしない、料理と言えばオーブンか電子レンジで出来合いの食品を暖めるのがメインのイギリス人が、本当に四ツ口も必要かいな…とは疑問です。

 

 

 


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