夏に訪れたPeterborough ピーターバラで、一番のお目当ての大聖堂を見学した後は、街の中心部を散策します。
大聖堂前の広場の西側の門を潜ると、すぐにこんな凄くヨーロッパらしい広場に出ます。イギリスもヨーロッパの一部なのに、イギリスに住んでいて何を言っているんだ?と思われそうですが、こんな光景を見るのは本当に久々だと感じました。言わば、日本でも京都や鎌倉等の歴史的な街並みが、日常生活とは別世界の気分なのと同じです。因みに、イギリス人はヨーロッパとは大陸の国々を差し、イギリスはヨーロッパだとは思っていないそうです。
この一際眼を引く建物は、 17世紀築のギルド・ホール。かつて一階部分では、市場が開かれていたと思われます。手前の石畳からは水が噴き出る仕組みになっており、子供達に大人気。この頃、私の住む南東部では水不足が深刻で、一般家庭の庭の水撒きも制限される程でしたが、ここ中部ではそれ程でもなかったようです。
振り返ると、先程潜った大聖堂の門が見えます。門の右の古い重厚な建物は、今は銀行になっています。
ギルド・ホールのすぐ裏手には、St. John The Baptist Church 洗礼者ヨハネ教会が。
この広場を見る限り、歴史的な雰囲気がたっぷりの魅力的な街だと思いました。が、実はここだけでした。この後トイレを求めて(笑)この近くの大きなショッピング・モールに入りましたが、見事に変わり映えのしない在り来たりなチェーン店ばかりで非常に退屈でした。おまけに、広大なモールの割にトイレが少なく物凄く遠い! 更に、この頃は一番の観光シーズンだと言うのに、街のあちこちが工事中で歩き辛かった…。
続いて駅の近くの歴史的な鉄橋を見に行きましたが、眺められるスポットが用意されている訳ではなく、本当にこれなのかは不明。
その途中の地下道の壁画は、割と面白かったけど。
左端に、カオナシのような物が描かれています。
これは、街の有名人の墓掘りじいさんオールド・スカーレットのようです。
波に流されているのは、前出のギルド・ホールか?
壁画の上に、文字だけのノータリンの落書きをするのは止めて欲しい物です。
チャリティショップは、ここでも抜かりなくチェックしました。ビンテージ中心も幾つかあり、見て楽しむ事は出来ました。P太はこの街にガジェットのセカンドハンド・ショップがあるのを予め調べて来ていて、状態の良い新型タブレットを手頃な価格で手に入れる事が出来ました。
この立派な目を引く建物はタウン・ホール、すなわち市役所です。
ピーターバラは大聖堂都市でcityな訳ですが、イギリスにシティ・ホールと言う単語はなく、市でもタウン・ホールと呼ぶそうです。
最後に、駐車場の側に立っていた、1936年築の市民水泳プール。Hacienda Style(スパニッシュ・コロニアル懐古様式)として、国内最良の見本と言われ、歴史的建築物に指定されています。正面のロゴも、アール・デコ時代のデザインのままのように見えます。
壁に記されていた内部の写真を撮影。大聖堂を眺めながら、泳ぐことが出来ます。雨天が多く、夏でさえ気温が30度を超える事が稀だった(過去形)イギリスでは、こんな屋外プールは少数派なのだそうです。
ピーターバラは、大学があるから若い活気は感じられますが、比較的大きな街だけに浮浪者は多いし、ほぼ隣町のStamford スタンフォードの方が、遥かに品が良くて観光的には楽しいと思いました。しかしあの素晴らしい大聖堂を眺めるだけでも、充分この街を訪れる価値があると思います。
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