2022/10/05

グスタフスベリの鳥皿

取り皿ではなく、鳥柄の絵皿です。日曜日開催のフリマの今年分が終了してしまった為に行った土曜日開催のフリマでは、この北欧ビンテージの皿も買いました。スウェーデンのGustavsberg グスタフスベリ社製のクリスマス・プレートで、1972年の製品です。値段は1ポンドでした。クリスマスには未だ早過ぎますが、特にクリスマスらしい柄にも見えないので今御紹介します。

直径は22cm位あり、クリスマス・プレートとしては、ロイヤル・コペンハーゲンやスポードのと比べると大き目のようです。基本的に装飾用ですが、裏面に壁に掛ける紐用の穴等はなく、普通に食器としても十分使えるようなデザインです。グスタフスベリでは、19711979年までSven Jonson スヴェン・ヨンソンが、19801985年までは「ベルサ」や「アダム」「プルーヌス」のデザイナーとして有名なStig Lingberg スティグ・リンドベリが、クリスマス・プレートを手掛けて販売していました。

ヨンソンのクリスマス・プレートは、皿全体にほぼ均一に描かれた、どちらかと言うと文様的な藍一色の細かい線画が特徴です。一方リンドベリのクリスマス・プレートは、藍の濃淡を使用して人物中心のワンシーンを描いたデザインで、正直言って後者の方が私にとっては好みです。そもそもこのプリント、わざとなのか精度が良くなく、実際にバックスタンプを確認するまで、まさかクスタフスベリの製品とは思いませんでした。

描かれた鳥の種類は、日本のショップに寄っては「クリスマスだからロビン(=コマドリ)」と記してありましたが、どう見てもロビンには見えません。スズメやガラ系、ヒワ系など34種の小鳥の混合に私には見えます。麦束をついばむ小鳥達なのは確かで、辛うじて冬らしいかもと思える程度です。




 

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