2022/10/04

モキシー・ガールズをリペイント 金髪ストレート編

 

Moxie Girls モキシー・ガールズのリペイントに、再び挑戦しようと思いました。前回モキシーをリぺした際は、ネットで参考になるような作品には全く出会えず(縦長目とアニメ顔は合わないと言う事だけは分かった…)、言わば五里霧中で始めましたが、自分のリぺしたモキシーを改めて眺めていたら、具体的な問題点が色々と見えて来ました。

一番気になったのは、ホームベース型の顔型を気にならなくさせる為とは言え、何もそんなに吊り目に拘らなくても良いんじゃない?と言う事。今回は、出来るだけ丸っこい可愛い雰囲気の瞳に挑戦してみたいと思いました。

この人形と、もう一体のモキシー・ガールズを二体同時にフリマの同じストールで買いました。どちらもオリジナルのアウトフィットを着用したままな上、外れて失くなり易い足、または足と同化した靴も残っていて、普通の肌色(日本人にとって)で割と良い状態でした。紫のブーツが、結構可愛くて気に入っています。この人形のキャラクター名は、Averyエイブリーのようです。

ところが除光液でフェイス・プリントを落とす際、瞳の青いインクが顔の素材に染み込んでしまい、どうあがいても取れなくなってしまいました。言ってしまえば、ドメバで殴られた青痣のような状態に見えました。今までも実は元のプリントが薄っすら残ったり、多少は染みが付いた事はあり、その都度テキトウに誤魔化して来ましたが、これ程広範囲に目立ってプリントのインクが残ってしまったのは初めてです。同じ時代の同じ人形で同じ除光液を使っていても、こう言う事が起きたりプリントの落としにくさが大きく違ったりするのが不思議です。染みが付いたのは向かって右側の丁度眉毛と瞳の間位で、この上に瞳を描き入れても隠し切れそうもありません。其処で最後の手段として選んだのは、染みの上に青系のアイシャドウを入れる事でした。

それで、必然的に瞳も青系となりました。いや、メイクが青系だからって、別に瞳の色を合わせる必要はなかったような(苦笑)。しかし一先ずこれで終了と思い、一晩明けてから改めて眺めると、はっきりと左右の瞳が非対称な事に自分でも気付きました。いや、今までだって揃った試しがないんですけど、多分髪型のせいで(真ん中訳なのに微妙にズレている)余計にアンバランスさが目立つのでしょうね。それと、染みを隠す事に捉われ過ぎたのかも知れません。自分に甘い私でも、これは流石にまっずいなと思う位不揃いなのです。

写真を撮って左右反転させてみると良いとネットで知ったので、試してみると、問題点が自分でも顕著に理解出来ました。鼻から目頭の距離が1mm以上も違い、眼の大きさも揃っていません。そう言えば、紙に絵を描く時だって、陽に透かしたり、ぐるぐる回して見て歪みを確認しますもんね…。全部描き直すべきか?とも考えましたが、再び非対称にならないとは限らない為、これを元に修正する事に。

結局一から描き始めると変わらない位時間が掛かり、描き足し捲って瞳が相当大きくなり、更に随分濃い顔になってしまいました。瞳のデザインだけなら、正直言って最初のリぺの方が自分ではマシだったと思っています。

未だ非対称ですが、人間の顔も厳密には左右対称ではないと言う事で、力尽きてこれで諦めました。兎に角ジェッソで下白を入れる時点で、左右対称か撮影して確認するのは大切だと実感。しかし、その後は一々スマホを眺めながら描くのは面倒なので、時々鏡に映して確認し、要所のみ撮影して描いています。

子供の遊び倒した中古玩具としては、驚く程髪質が良い状態でサラサラなままだから、リぺの不満足な仕上がりが一層悔やまれます。例え今後同じドールに出会ったとしても、髪の状態まで同じと言う訳には決して行かないのです。

ツーテールのハーフアップだったデフォルトとは少々異なりますが、こんな古風で可愛いお嬢様風の髪型が出来てしまう植毛の構造になっているのも魅力です。

髪型のイメージからクラシックな格好をさせたいと思い、瞳の色に合わせて青系のジャンスカを縫いました。

しかし撮影していて気付きましたが、瞳とアイメイクの濃さには、正直言って雰囲気的にこう言う格好が合わない💦 

デフォ・ブーツも余り合っていないと自分でも分かっていながら、お気に入りなので強引に着用させています(笑)。

モキシー・ガールズは、ヘッドが大き目なのでリぺし易く、その上瞳部分に顔型の凹凸がない為、自分の好きな位置・形に瞳を比較的自由に描ける利点はあります。しかしその反面、瞳を相応しい位置に対称に描くのは、私のような技術のない者にとっては困難です。

しかし、そのままのボディでも造形が十分良くて体型に割とクセがなく(特に腕の長さは私にとっては理想的)、巨頭気味なれどバランス的にもまずまず合っていて、尚且つアウトフィットを作り易い大きさなのは、やはりリぺ&カスタムの素材としては好ましいと実感します。

ボディを交換すると雰囲気が劇的に変化するドールは、確かに面白くてカスタムのし甲斐があるけれど、肌の色、首穴の大きさ等の合う別ボディを(中古で格安で)探すのはやはり相当面倒。ヘッドの素材が硬いドールは、首を引っこ抜く際にヘッドを熱で暖めなくてはならず、その時髪が溶けたり首のジョイントが折れたりするんじゃないかと結構緊張します。その点、モキシーはボディを交換する必要がないのでホッとします。

 

 

 


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