2022/07/12

モキシー・ガールズをリペイント ブロンド編(閲覧注意)

改造中ののっぺらぼうの人形の写真が含まれます。苦手な方は御遠慮下さい


中古でカスタム用に買って長年手付かずのままだったMoxie Girlz モキシー・ガールズ」のLexa人形を、最近やっと改造したので、ついでに更にそれ以前に買っていた同じくモキシーのAveryも改造しようと思い立ちました。元々このドールは新品で買い、一度リペイントしたのですが、それは単に既成のアイ・プリントの上に重ね塗りしただけなので、今回はLexa同様に全て元のアイプリを落として再度描き直す事にしました


思えばこれが、アクリル絵の具での最初のリペイントだったかも。当時はこれで満足していたと言うか、これ以上は手を加える知識も自信も十分ありませんでした。案の定このままではモデルとしてどうにも使い難く、実際今まで長らく採用して上げていないので、せめて服を作って着せたくなる程度には変えたいと思いました。アメリカ・デザインのバタ臭い顔の人形としては悪くない方だとは思うのですが、鼻すれすれまでに食い込んだ目じりと不自然過ぎる睫毛が兎に角気になります。リップの色は割と気に入っていましたが、今回はこれも落としました


今までドールのフェイス・プリントを落とすのに、アセトン無しの除光液を使っていましたが(単にそれしか持っていなかった)、カスタム師に寄ってはアセトンの除光液を勧めているので、今回初めてアセトンを使ってみました。ところが、プリントはにゅるっと溶けたものの、塗料がいつまでもにゅるにゅると顔を上を滑るだけで、拭き取るコットンにまるで移って来ない。今後は非アセトン系のみを使う事にしましたよ。それと、今までテフロン加工用のノン・スクラッチ・タイプのナイロンたわしを使っていましたが、今回切れていたので、やむを得ず普通のナイロンたわしを使ってみました。すると、たわしの緑色が落ちて来て、ラップでカバーしていたのに関わらず、髪の生え際に色移りしてしまった! その後除光液で髪の色も落ちましたけど、どちらにせよナイロンたわしは顔の表面を削ってしまうので、高価なお人形、大切なお人形には絶対不向きです。

  

ゴスロリの似合う黒髪のLexaに対し、金髪のAveryは甘ロリやクラロリ、ロマンティックやガーリーが似合う少女を目指しました。とにかく眼を左右対称に揃えるのに苦労し、最早下白の段階で片眼だけ3回位描き直しました。最終的にも未だ揃っておらず、正面向きが厳しい状態です。


吊り目は、Lexaよりやや抑え気味にしています。描いている内に気付いたのですが、何故瞳と眉毛の間をこんなに狭くしてしまったのか?? 二重を描き入れるのがギリギリの狭さで大変した(最初に描いておきなよ)Lexaではこんな事はなかったのに、知らずの内に目の位置自体が上気味だったようです。チークは、パステルでほんのり入れています


このドレスの型紙は、Lexa用の黒ロリ・ドレスと全く同じです。こちらも、もしスカートの膨らみが十分出なかったら、予めチュールで裏打ちでもするつもりでした。が、素材の違いか裾のフリルの張りの効果か、意外と大丈夫でした


メインの布地は、以前リカちゃん用に振袖を縫ったりモモコ用のドレスにも使用した、イギリスらしいポリコットンのビンテージのバラ柄です


華やかな柄入り生地なので、レースの装飾は黒ロリ版より控え目

頭のでっかいリボンさえなければ、ロリィタと呼ぶ程の格好ではないかも知れません


黒ロリと一緒だとコントラストは楽しめます。ロリィタ・ファッション愛好者って、甘ロリでもゴスロリでも和ロリでも華ロリでも、同胞と見なすのかは知りません

 
ところで最近イギリスのフリマで、普通の中古服と一緒に、どう見てもロリィタ服が一着だけちゃっかり混じって売られていました。ジャンスカのみでふりふりのブラウスはないし、色は渋目だから「良く見れば認識出来る」と言った程度でした。フリマの客でそれと分かる人はまず居ないだろうし、そもそもほとんどの英国女性の好みには合わないと思えるデザインでした

 


値段は尋ねませんでしたが、フリマで一般の古着と一緒くたなのだから、たかが知れているとは思います。普通に買ったら中古でも相当高価なのには違いなく、サイズは丁度私に合いそう


いやいや、気は確かか。一瞬でも迷ってどーする。着る事なんて絶対有り得ないし(年齢的にもテイスト的にも)、他に喜んで貰って着てくれる人も全く居ないだろと冷静になり、流石に見送りました。そう言う無謀な好奇心を落ち着かせる為に、モデルになってくれるお人形が沢山居るのですから


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