2022/07/16

夏の御近所散歩

 

この所夫婦揃ってのお散歩は、徒歩片道20分の町の中心部へ行く事が多いのです。イギリスのショッピングは不毛ですが、それでもガジェットのセカンドハンド屋にたま~に掘り出し物が出ないとは限らないし、私も駄目元でチャリティショップは欠かさずチェックします。往復40分+街中を1時間以上歩けば、少なくとも運動には十分なります。しかし時々は、近所のヴィクトリア時代の御屋敷跡の池へも散歩に出掛けます。今回は、一羽だけ住み着いている白鳥の若鳥がその後どうなっているか、確認したく思っていました。


居ました、対岸に。灰色の羽毛はほとんど消え、成鳥らしくなっています。

陸に上がった白鳥は、まるで育ち過ぎたアヒルみたいで、優雅さは余り感じられません…。

その対岸に来て見ました。白鳥の中でも一番大きいコブハクチョウなので、やはり相当なデカさです。周囲で遠巻きに人間が何人か観察していますが、かなり人馴れしていて動じません。

青鷺も、いつもの岩島に居ました。

白鳥と共に、この池では孤高の存在です。

未だ水鳥の子育て中の季節で、雛を多く見掛けました。こちらは多分クイナの雛。

この部分には、カナダ雁がわちゃ~! 親鳥、若鳥、雛も合わせて結構凄い数です。

その大量のカナダ雁達が、いつも餌をやっている人間親子が来るや否や、それを目指して一斉にわらわらと移動し始めました。

餌に目がくらんで、他の人間の存在など全く躊躇しません。何だか鳥に囲まれてしまった状態で、ヒッチコックのあの映画を思い出します。野鳥にパンを与えてはいけないと、あちこちのサインに書いてあるのになあ。鳥の方も、素早い熱量=炭水化物の魅力には逆らえないようです…。


おまけ。帰り道の住宅街で、人懐っこい美猫ちゃんに遭遇しました。声を掛けると、たぷたぷのお腹(ルーズ・スキン)を左右に揺らして駆け寄って来ました。


しかし背中を撫でると、タラちゃんと違って結構ごつごつしています。タラちゃん…、何処までぱんぱんに太っているんだ。念の為、余所の猫をたっぷりナデナデして帰っても、タラちゃんは一向に気にしません。自分への私達からの愛に、微塵の疑いもなく確固たる自信があるようです。


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