2022/07/14

北欧ビンテージの生地見本

現在フリーマーケットで私が最優先で探すのは、ファッション・ドール(&それ用の小物)、ビンテージ・ジュエリー、そして布類やレース・テープ、スナップ・ボタン等の手芸用品で、大きく分けて三分野です。しかし、ドール服に使えそうな薄手の布は、イギリスでは本当に滅多に出会えません。手芸関係では毛糸やレース編み等の編み物系の方が絶対多い程で、この国の裁縫人口の少なさを物語っています。そんな、布を全く手に入れられもしなければ、見掛けもしないフリマが何週も続きました。ところがとある週は、カット布を売る手芸専門のプロのストールが出店していた訳でもないのに、幾つかのストールで薄手のコットン生地を手に入れる事が出来ました。しかし不思議な物で、代わりにその週は、目ぼしいドールとビンテージ・ジュエリーは全く見掛けませんでした。

その時布を買ったフリマのストールの一つで、ちょっと珍しい布を手に入れました。同じ柄の布の色違いがまとめられた、店舗用の生地見本です。紙製のヘッダーが残っていて「Mölnlycke Hemtextil」と書いてあり、スウェーデンの家具メーカーのようです。

素材は綿100%で、シーチング程度の薄地です。

全部で五色展開です。


面積はそれぞれ40×60cm位ありますが、柄が大き過ぎてドール服には使いにくそうです。

他にも何か使い道があるとは思えないのですが、花柄自体はレトロ・ポップで好みです。

表紙のオレンジ×黄色系が、一番この時代(多分60年代)らしく柄の魅力が引き立つように思います。

同じストールで、ローラ・アシュレイのビンテージ生地も買いました。全幅×1m位あり、最早端布の大きさではありません。布耳のロゴから相当古く思われ、恐らくローラ・アシュレイ最初期(70年代)の布と思われます。ネットで検索すると、パターン名は「Lady Fern」と言い、この面積だと一般では24ポンド位で取り引きされているようです。

そのストールでは、別にビンテージの生地だけを扱って訳ではなく、普通の現代の端布もアソート・パック入りで販売していました。売り主の御婦人の話では、この日の売り上げは全てガンのチャリティに寄付されるそうです。

 

 

 


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