キャロット・ケーキは、イギリスの多くのティー・ルームやカフェで食べる事が出来る、イギリスを代表する御馴染みのケーキです。イギリスで生まれ、アメリカで人気を博して日本に伝わったそうです。…と、この二つの国の名前を聞いて、私は今まで食べる気がしませんでした。実際イギリスでやむを得ず食べた事は何度かありますが(誰かが焼いたとかで)、甘過ぎて一切れを食べ終えるのが大変な程でした。しかし、実は「見掛ければ買わずには居られない」程姉の好物だと知り、愛する姉の為に習得しなくてはと思いました。
夏前にオーブンを使うのは最後と思われる肌寒い日に、挑戦する事にしました。参考にしたレシピは、日本でも人気の小麦粉の代わりに米粉を使ったケーキ。私はグルテン・アレルギーではありませんが、やはりグルテンを多く摂取すると胃腸の調子が悪くなる事があるので、米粉のケーキには興味がありました。
ケーキ材料
ニンジンのすりおおろし:100g
卵:2個
きび砂糖:50g
塩:一つまみ
米油:60㏄
胡桃:60g ※軽くローストして刻む
レーズン:30g
米粉:100g
アーモンド・プードル:20g
ベーキング・パウダー:小さじ1
シナモン・パウダー:小さじ1
フロスティング材料
クリーム・チーズ:100g
粉糖:20g
レモン汁:小さじ1
基本はパウンド型で焼くはずですが、厚みのない方が失敗無く早く焼けると思い、直径25㎝程度のサンドウィッチ・ティンを使用しました。我が家にはクルミとシナモン、粉糖、レモン汁は常備してあり、レーズンと安いクリーム・チーズも良く買ってあるので、特別に買い揃える材料はアーモンド・プードルと米油位でした。油は植物油なら何でも良いらしいのですが、オリーブ油とゴマ油(うちにはそれしかない)だけは風味が強過ぎて駄目だそうです。焼く前に材料を混ぜるだけで、粉を振るう事も卵白を泡立てる事もイーストを使用する必要もないから、ケーキとしては作り方はバスチーに次ぐ程簡単でした。「フロスティング」と呼ばれるクリーム・チーズのアイシングが付き物で、更にニンジン型のマジパン等で装飾する事も多いキャロット・ケーキですが、フロスティングを予め掛けてしまうと日持ちがしない為、ケーキを切り分けて食べる度に自分達で好きなだけ掛ける事に。
食べて見て、…え⁈キャロット・ケーキって、実はこんなに美味しい物なのか??と自分達でも驚きました。やっぱり今まで食べた物は、ケーキそのものもフロスティングも甘過ぎたのです。フロスティングなんて、粉糖がジャリッと感じられる程入っている物が多いし。元々戦後の砂糖が不足している時代に、野菜の中では特に糖度の高いニンジンを使って甘さを補う工夫から生まれた(てっきりニンジン嫌いを誤魔化す為かと思っていたじゃ)ケーキらしいし、レーズンも多く混ぜるのだから、一般的なケーキより大幅に砂糖の量を控えめにするべきなのです。
小麦粉ではなく米粉を使用している点は、言われなければ気付かない程で、全く気になりませんでした。P太の意見・評価では、胡桃がもう少し細かいと尚良しとの事です。実は胡桃を刻まず手で砕いただけなので、当然と言えば当然な感想です(笑)。ニンジンはレシピより多い程加えましたが、もっとずっと増やしても良さそう。合わせる飲み物は、やはり濃いミルク・ティー一択。1ホール食べ切るのに結局二人で四日掛かったので、やはりフロスティングは別にして正解でした。フロスティング代わりに、無糖のギリシャ・ヨーグルトでも十分かも知れません。涼しくなったら再度挑戦して、好み且つヘルシーなキャロット・ケーキに近付けたいと思います。
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