私達夫婦にとって昨年最初のお出掛け先をWindsor ウィンザーに選んだのは、、町の中心部に王城の聳えるドラマティックな景観が、それまで車で通過しただけでもかなり魅力的に見えたからです。
観光客がぞろぞろ歩いている公道に面して、いきなりお城が立っているのを初めて見た時は、結構驚きました。
もっともそれは城と言っても城壁を含む外城部分で、王族が使用する部分は当然一般人の眼には触れない、内部の一番奥深くに設けられているはずです。
この外城部分は、王室職員の業務室としてでも使われているかと思いましたが、窓を拡大して確認すると、実際に職員の居住区なのかも知れません。
Windsor Castle ウィンザー城は、英国君主が週末を過ごす為の公邸で、王室所有の中でもバッキンガム宮殿と並ぶ重要な居城です。住居者を今も持つ城としては世界最大で、王宮としては欧州で最も長く使用されているそうです。
増改築を長年繰り返してはいますが、起源は11世紀の本物の中世の城です。ウィリアム一世征服王に寄り、ノルマン時代の城の典型Motte-and-bailey モット・アンド・ベイリー形式で建てられました。天然の小高い丘の上に更にモット(人口の丘)が築かれ、今でも本丸が立っています。
イングランド自体に標高差が余りない為、丘の上に立つ古城と言うのは割と少なく、城が正に街を見下ろす「城下町」らしい町なのは、南東部ではこことアランデル位かも知れません。
また、王宮の上空を飛行機が引っ切り無しに飛んでいるのにも、改めて驚きます。当然、騒音も凄まじい。
この城はヒースロー空港の西僅か10㎞程度に位置し、おまけに滑走路の進行方向上に在るからです。そう言えば日本からイギリスに戻って来る際、ウィンザー城の真上を通過する為、飛行機から丸見えな事があります。
この日はイギリスの冬には珍しく抜群の快晴だからこそ出掛けましたが、冬の太陽の位置の低さで、日向と影とのコントラストが極端です。
これは城の前に立つヴィクトリア女王の像らしいのですが、逆光でシルエットのみに見えます。
ここが、国王ヘンリー八世楼門と呼ばれる正門の一つのようです。
ウィンザー城を訪れたと言っても、我々は外から見るだけで内部には入るつもりは毛頭ナシ。勿論一般公開されている部分もあり、それを巡るガイドツアーもあるはずですが、暴力的に高い事は確実だから調べる気にすらなりませんでした(笑)。
城の南西には、観光地らしい商店街や飲食店街が広がっています。
こんな古風なアーケード街もあります。19世紀末の築。
バリバリの観光地なので、物価高のイギリスでも全ての商品が更に高目です。イギリス初の日本風のふわふわパンケーキ屋なんてのも見掛けましたが(注:イギリス伝統のパンケーキはクレープに近く薄っぺらい)、…値段を見ただけで食欲が失せました。
このアーケードの最奥に、もう一つの鉄道駅Windsor &Eton Centralが在ります。
かつての御用列車らしき蒸気機関車が、展示されていました。
珍しい色と形の郵便ポスト(現役)は、多分ヴィクトリア時代の物。
西洋ではお正月と言えばXmas休暇の一部なので、未だXmasの装飾が残っているままです。
こんな寒い季節とは言え、流石は英国屈指の観光地だけあって、旅行者で相当賑わっていました。夏には、やはり近付けない程混雑するんだろーなと想像します。
最後に、ウィンザー城の南に5㎞程も広がるWindsor Great Park ウィンザー大公園の脇を通って帰りました。