イギリスのハロウィーン・グッズとして、毎年のように1ポンド屋で黒いレースのゴス・チョーカーが発売されます。人間が着用するには安っぽ過ぎる単なる玩具ですが、ドール服の装飾としては十分豪華で凝っていると思い、これでドール用のゴス服を作って見る事にしました。テーマは、ずばり「Bloody Bride 血塗れの花嫁」。
こんな風に売られていました。あくまで、おふざけのコスプレ用品としては十分なクウォリティです。
今年のは、赤いビジューと合皮素材のコウモリのモチーフ付きなのが気に入りました。
今回のドール服の生地に選んだのは、赤いタイダイのコットン。多分端切れの詰め合わせとかに混じっていた物で、元々タイダイなんて嫌いだし、例え取って置いても役に立つ日が来るとは思えませんでした。
が、今見ると血痕のようで禍々しく、ゴス服やハロウィーンの衣装にはぴったりだと気付きました。
チョーカーのパーツの重みにスカートの膨らみが負けないよう、裏地はチュールにして張りを出しました。それでも未だ十分じゃなく、パニエを入れて膨らませています。
ヘッドドレスも、チョーカーの残りのレースを利用しています。
最初は花嫁らしくベールも作りましたが、自分的にはヘッドドレスの方が落ち着きが良くて気に入っています。
ブーケも、勿論黒と赤で纏めました。 こんなブーケ・トスを受け取りたい人、果たして居る??
結婚式やウェディング・ドレスにまるで夢と希望が無かった私でさえ、またドール用とは言え、ウェディング・ドレスをこんなに邪悪に表現するのは流石に気が引けました。
個性と言う点ではブッチギリかも知れませんが…、こんな冗談きつい花嫁姿、親が見たら別な意味で号泣ですね。
背景の白い物は、何年か前のハロウィーンの後のセールで買った装飾用の人工蜘蛛の巣です。ご丁寧に、原寸大のプラスティック製蜘蛛付属。使用するのは、今回が初めてです。
しかし、本物の蜘蛛の巣同様にベタベタして非常~に扱いにくい為、この後あっさり捨てました。
花嫁なので、ケーキ入刀‼ …怖いってのwww
もしかしたらドール・サイズの斧なら、フリマ等でアクション・マン用とかが手に入ったかも知れません。
しかし関節の緩いモモコには、少しでも重量のある素材だと持たせられない為、木材とボール紙で軽量に手作りしています。
一瞬、どうせなら斧に血糊を付けようかとも考えました(笑)。
これを撮影した日は暴風雨でおどろおどろしい程に暗く、返ってハロウィーンの雰囲気には合うんじゃないかと思いましたが、…やはり暗い日は撮影には不向きですね(汗)。
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