昨年の夏に夫婦で大聖堂都市Worcester ウースターを訪れた後は、予約した宿を目指して西へ進みます。未だ明るいし、どうせなら景色の良い道路を通過しようと、Malvern Hills モーヴァン丘陵地帯を横断する事にしました。
モーヴァン丘陵の基地となるのは、東側のGreat Malvern グレート・モーヴァンと言う町。優雅な温泉(と言っても鉱泉)保養地として知られています。其処から急な坂道を登って行くと、すぐに見晴らしの良い場所へ出ました。
道路脇に駐車出来るスペースがあったので、車を止めて写真を撮りました。セヴァーン川沿いの平野の向こうに、コッツウォルズ丘陵地帯が見渡せます。
反対側のモーヴァン丘陵自体は、ちょこっとだけ頂上を眺める事が出来ます。海抜はせいぜい400m程度ですが、周囲が非常に低い故に突然盛り上がったように小高く見えます。丘自体が、湧水の多い場所と知られています。
ピンク色の目立つ花は、ウィロウハーブと呼ばれる雑草。その合間に、線路脇だろうと高速道路脇だろうと建物の壁だろうと逞しく生える、紫色のブッドーレアも咲いています。
因みに、モーヴァン丘陵地帯は「モルヴァン」とも「マルヴァン」とも「マーヴァン」とも日本語表記されます。私達夫婦はどちらかと言うと「マーヴァン」に近い発音で呼んでいますが、イングリッシュ・ローズ「モーヴァンヒル」の名前に従い、ここではモーヴァンに統一しました。
坂道の途中に、こんな大きな一軒家がありました。毎日二階の窓から最高の眺めを拝める訳ですが、住むにはやはり不便な場所だと思います。街には遠いし、冬に坂道が凍結したら車でも移動出来なさそう。
モーヴァンは、ほぼ並行して走るA(国道クラス)449号とB(県道クラス)4232号に挟まれた、南北に長く東西には狭い丘陵地帯です。ここから丘の合間の峠道のような道路を通り、西側へ出ました。
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