しかし、このバラ園が有名なのは、英国内でも随一のオールド・ローズのコレクションがあるから。生憎一季咲きの多いオールド・ローズの花期には一歩遅過ぎ、バラ園は既に寂しい状態になっていました。
気を取り直し、モティスフォントの近くに在る、今まで通過だけはしたの事のあるRomseyロムジーと言う、有名な修道院の在る町のを訪れる事にしました。
中心の広場が大きく取られ(ここが駐車場だと幻滅)、一目で雰囲気の良い街だと思いました。イギリスの観光に人気の町では夏季に良く行われる事で、イギリス国旗色のバンティング(ガーラント)が張り巡らされていました。
Corn Exchange=穀物取引所の立派な建物も、歴史的に豊かだった町には良く残っています。
ちょっと逆光で見えにくのですが、かつて修道院の門だった建物です。
ただし、これは19世紀に再築された物。
勿論、修道院自体にも見学しました。
この街で毎度ながらチャリティショップ巡りをしていたら、ドール服作りに非常に役立つ材料を格安で手に入れる事が出来ました。これだから、チャリティ屋巡りは何処であろうと止められない(笑)。
観光案内所と博物館は、一緒の建物になっています。
その奥には、「ジョン王の家」と呼ばれる古い木組みの家があり、今はクリーム・ティーの美味しいティールームになっているそうです。正に、日本で言えば古民家カフェ。実際にはジョン王の死後40年に建てられたそうですが(それでも13世紀築か)、この近くのサウサンプトンにはジョン王の宮殿が残っているらしいので、多分ジョン王家の所有だったのだと思います。
これは猫カフェ? 日本の影響で、世界中に増えているようです。もっともイギリスでは昔から、看板猫(大抵ずーずーしい程人懐こい)の居るパブは人気です。
この花々が美しい季節、イギリスの観光に人気の歴史的な街では、良く手入れされた一般民家の庭を見るだけでも楽しめます。
この家は、壁に原寸大の猫の石像が張っています。
…と思ったら、まるで童話に登場するような絵になるコテージ(田舎家)に出会いました。
イギリスの田舎家とバラの組み合わせは、やはり揺るぎようがなく鉄板。
欲を言えば、ソテツの木は典型的なコテージ・ガーデンにそぐわないような。うちの近所にも前庭に植えている家がありますが、風が強いと硬い葉がぶつかり合って結構うるさいんですよ。加えて竹もコテージに似合わず、そもそも建物の側に地植えするのはヤバい。
やはりイギリス でのお出掛けは、イングリッシュ・ガーデンの代表的な花々が咲き揃う、この季節が最高だと感じました。
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