ビンテージ・ジュエリーの当たり日だったフリマでは、最後にこのブローチを50ペンスで買いました。植物の茎に見立てたようなワイヤーを、カーブさせてアシンメトリーに配置し、その先に大抵は無色透明のラインストーンを鏤めた、どちらかと言えば可憐な雰囲気のブローチです。
この手のブローチは、恐らく1940~50年代頃に流行ったようで、今でもビンテージ・ジュエリーとしてイギリスでしょっちゅう見掛けます。しかしこれは、楕円形で囲まれた中にワイヤーの配置されているのが、初めて見るタイプで珍しいと思いました。また縦5×横4㎝位あり、この手のブローチとしてはかなり大き目です。
ワイヤーは割と柔らかい素材で出来ていて、つまり少し力を加えただけで簡単に曲がります。それ故に楕円は買った当初から歪んでいて、どちらかと言えば卵型になっています。そして、一番上に来ているワイヤーが、どう見ても酷く曲がって明らかに違う位置に居ました。
今は自分で勝手に位置を直していますが、何せ本来の姿は知らないのだし、未だバランスが悪くて納得が行きません。そうこう考えて曲げている内に、こう言うワイヤーはバキッと折れてしまいますので要注意です。
と言う訳で、どうも怪しいレイアウトのまま撮影しましたが、ラインストーンの輝きと透明感はうっとりする程美しく、花弁のようになっている台座も混じって愛らしいブローチです。濃い色の服の上に着ければ、凄く映えて魅力を発揮する事間違い無しです。
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