毎週末行くフリーマーケットで、中古アクセサリーだけを大量に販売しているストールが度々出店しています。テーブルに並べているのもあれば、地面に広げたシートの上に雑多に山積みもされています。一個どれでも1ポンドで、今時のファースト・ファッションの製品もあれば、半分位はビンテージも混じっています。ただし、ビンテージ・ジュエリーは大抵石が欠けていたりと難有りです。毎回一応チェックしますが、まだまだ段ボール箱にドッサリ仕舞ったままの物も沢山あるようで、毎回見た事のない製品に出くわします。そのストールで今回は、私の好きな1960年代のエナメル花ブローチを見付ける事が出来ました。
くすんでいますが、元の花びらの色はパール掛かった白だったようです。生憎このくすみは、家に帰って拭いても落ちませんでした。中央の蕊部分は単に穴が開いていただけでしたが、手持ちのビンテージのラインストーンを自分で貼り付けました。
エナメルが剥げ掛かっていますが、一応小さな葉も付いています。
私の求めるポップさには多少欠けますが、花びらの縁に切り込みが入った立体感の面白さ、花びらの並びがどれ一つとして対称ではない、規則性のないデザイン性の高さは中々。造形的には、このブローチに似ています。一方、好みのレトロ・ポップな花ブローチは、アメリカが本場だったようです。イギリスで見掛ける同時代の花ブローチは、カラフルなエナメル塗装彩色は無く、地金の色そのままと言うのが多いように思います。
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