イギリスならではのお土産の一つに、ショッピングバッグ、すなわちエコバッグがあります。イギリスには珍しく質の割に求め易い価格で、沢山の人が街で持ち歩けば自然とお店の宣伝にもなる為、それぞれのチェーン店が競って目を引く新柄を次々に出し、結構頻繁にデザインが入れ替わります。普通にトートバッグとして使えるデザイン性&強度の物も多く、軽く壊れず嵩張らないから郵送でも送り&運び易いので、今まで何度もプレゼントやお土産として利用して来ました。エコバッグなら幾つあっても困らない、と思っていましたが、流石に毎回これでばっかりじゃあな…とは自分でも思います。しかし、本当にイギリスでは他に贈り物の選択がほとんどないのです。
カード・ショップのメジャー・チェーン店「Clintons クリントンズ」で、中々魅力的なエコバッグを幾つか出していたので、今回はお土産に大いに活用しました。素材は全てキャンバス地でマチ無し。サイズはB4がすっぽり入る位で、持ち手は肩に掛けられる長さが十分あります。プリントは、両面付きで同じ柄です。
真っ先に目を引かれたのは、断然この黒猫柄。猫好きへのお土産なら、マストと思える程です。リアルでも可愛い黒仔猫の絵柄で、色味が抑えられ、隅にだけプリントされているレイアウトもお洒落です。
実は日本に帰る前、猫好きな友達への郵送する誕生日プレゼントとして、この黒猫バッグを買いました。しかし家に帰ってから気付いた事には、売り場でアロマ・オイルが染み付いたらしく、猛烈に匂います。嫌な匂いではないけれど、食品も一緒に送るので匂いが移ったらマズイと思い、しばらく干していましたが、余りにも強くて一向に匂いは消えません。家中匂ってP太からも苦情が出る始末で、結局返品交換に店へ持って行きました。しかし、これが一番の売れ筋柄で最後の一点だった為、同柄とは交換出来ず、再入荷予定日も未定で、発送する期限も迫っていたから、泣く泣く下記の鳥柄に交換して貰って送りました。一緒に付き合ってくれたP太が、「一番の売れ筋なのに発注掛けないで品切れしているなんて、商品管理がなってないなあ」とボヤいていましたが、そんなのイギリスでは普通じゃん、と思います。後日結構すぐに再入荷した時には、すかさず買って置きました。
代替えとなったのが、この小鳥柄です。猫好きじゃない限り、この店で売られているエコバッグの柄としては、一番無難で日本人受けしそうな絵柄だと思います。
円らな瞳の小鳥は結構可愛く描かれ、体が花々で埋められています。
アール・デコのパーティー・スタイルの女性像柄は、「私以外には受けん」と姉が言い切ったので、姉用に買って行きました。エコバッグとしてはかなり個性的でお洒落でインパクトあると思いますが、やっぱ日本人には難易度高いのか?
描かれた女性達の内の右端は、何だか姉に似ています。この他クリントンズのエコバッグとしては、リアルなボストンテリア柄、シンプルな可愛くないミツバチ柄、でっかいハート一つだけ、白黒のぶっといストライプだけ、ボタニカルな(ケバい)花柄、90年代調の花柄に「Lovely friend」の文字入り、「ママ」とでっかく書かれた花柄(英国の母の日近かったから?)等が売られていて、やはり日本人の感覚に合うのは猫柄と小鳥柄のみかな…と思いました。
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