今回買ったのは、いかにもアール・デコなデザインのネックレスです。老婦人が、ビンテージ・ジュエリーをテーブルの1/3位に並べて販売していました。もしこのネックレスが彼女自身の持ち物だとしたら、実際に1920~30年代のアール・デコ時代の製品ではなく、恐らく50年代のアール・デコ調のリバイバルになります。本当は4ポンドだけど、2ポンドで良いわと言われました。ありそうで今まで見た事のないデザインだし、状態も良いので、2ポンドの価値は十分あると思いました。
ラインストーンは全て直径2㎜程度の小ささで無色透明なので、一見地味ですが、全体的なボリュームは相当ありますし、着用するとインパクトは大きいと思います。
正方形を三つ繋げたような、直線的なハートのような中央の台座には、両端に連爪が七連も繋がれていて、きらきら揺れるのでかなりゴージャスです。
ラインストーンは、クラスプ以外は全て爪留めです。爪留めなら古いとか高級な訳ではありませんが、単なる接着よりは手間は掛って値段は高くなるのは確かですし、やはり石が外れにくいのです。中古としても、爪留めの方が石の欠けている物は少ないのです。
今は見掛けない丁寧な造りのクラスプも、ビンテージ・ジュエリーの魅力の一つ。ここにも、極小のラインストーンが嵌め込まれています。巷にはビンテージ風に作られているジュエリーも沢山出廻っているので、本当に古いか新しい製品か分からない場合、留め具の形態で判断すると言う手もあります。
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