週の二日だけ開店する山小屋風チャリティショップは、クリスマス前後はお休みでしたが、年が明けて早速行ってきました。そして、今年も初日から収穫がありました。手芸クラフト材料を幾つか、今時のチャリティ屋としても格安で買いましたが、その他にもこの古いグリーティング・カードを二枚買いました。
どちらも文字ナシ・中面無地の、同サイズ・同仕様の多目的カードで、同じイラストレーターに寄って描かれたらしく、元は一緒のセットに入っていた物と思われます。カードを贈る機会が多いイギリスでは(その代わりに日本の一筆箋のような簡易なメッセージ文具は存在しない)、多目的カードのセット売りも珍しくありません。
1970年代の製品らしく、昔実家に未だ残っていた、お年玉年賀葉書の3等のカード・セットを思い出させるような絵柄です。まず一枚目は、大きな帽子にパラソルを持ち、花ワゴンに乗って手紙らしき物を読む、ちょっとおすまし気味の女の子。
二枚目は、背にリュートのような楽器を担ながら花束を抱える、吟遊詩人っぽい男の子。女の子はヴィクトリア時代風の服装をしているのに対し、この男の子はチューダー朝の格好をしています。
そして共通の封筒が、表面は無地なのに、いきなり内側にだけ激しいペイズリー柄。こんな内側にだけ柄がある封筒は、昔から欧米に結構存在します。しかし、受け取る側が手紙の封を切っても余り目に入りそうもないのに、一体この仕様に何の効果があるのかは謎。
凄く好みの絵柄と言う訳ではないのですが、人物も丸ければスズメも丸く描かれ、花々も丸くカラフルで可愛いイラストです。特に、男の子が返って女の子より愛らしく描かれているのは、当時としては珍しいかも知れません。
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