日本でリサイクル・ショップ巡りをする時、ファッション・ドールのコーナーは必ずチェックしますが、義兄と平日に出掛けた際は、HOBBY OFFでこのドールに出会いました。
明らかに其処に並んでいた他の中古ドールよりも一段と輝いて見え、良く確認すれば、これはリカちゃんのお友達人形のパレットFちゃん。しかも、(おぱんつのみを履いた状態でしたが)どう見ても日本産のリカちゃんキャッスル製。更に、未使用に違いない美品。なのに、価格はたった1600円(税込)。
HOBBY OFFでは、ちょっと珍しい中古リカちゃん&フレンズは3000円近くするのに、これはもしかしたらスタッフのマニュアル確認から見落とされたのか、非常にお買い得でした。
元々パレットFのフェイス・プリントは好きで、既に金髪カールと赤毛ショートを持っていますが、これは印象的なワインレッドの髪色+裾カールな上、大人っぽいシックな色合いのメイクで、殊更インパクトの強いFちゃんです。ボディを確認すると確かに日本製で、お城で販売されていたのは間違いなさそうです。
しかしキャッスルの何処にもこの仕様のFが販売されていた記録はなく、恐らく「おたのしみドール(人形の福袋的な商品で、どんな仕様のどの人形が来るかは分からない)」の中に入っていたのではないでしょうか。
この子に最初に作って着せてみたいドール服は、絶対にゴスだろうと思いました。というより、正にゴスの為に作られたような仕様。
そう言うテイストが好きじゃない人にとっては、単なる怖い顔の人形に見え、もしかしたらそれで未使用のまま手放されたのかも知れません。
髪色は、良く見るとワインレッドとブラウンのメッシュになっています。
リップはワインレッド、瞳は主線的な黒に加え水色と赤茶。水色と赤茶の組み合わせが個性的で、透明感のあるFのアイプリが際立ちます。シャープなぱっつん前髪が、眼力の強さを更に高めています。
服色と髪やメイクの色とのコントラストが強過ぎて、肌が白飛びし易く、撮影の難易度は高目です。そもそも、黒一色のドレス自体の撮影が難しい。
しかし、この仕様のドールだから挑戦出来る服のデザインで、もし彼女の髪が漆黒だったら、例えゴスは似合っても、ドレスを黒一色にしようとは考えなかった事でしょう。
アンティーク・フェアで手に入れた黒いレース・テープの出番が、やっと来ました。素材はコットンのようで、ドール用には幅と落ち感の使い勝手が中々良いのです。また、黒の巻バラと言うのは意外と売られておらず、昨年フリマでムスリムの女性からやっと買う事が出来ました。
大きく広がったレース地のオーバースカートがないと、割と大人し目の黒ドレスです。
もしかしたら単なるゴスではなく、最早ゴス「ロリ」・スタイルなのかも知れませんが、その辺の境界線が良く分かっていません。
しかし、ゴス以外にどんなファッションが彼女に合うかと考えると難しく、クラシックな服装や着物とかなら合いそうですが、普通のカジュアルな格好は中々思い付きません。
凄く嬉しい収穫だったけど、またドールを買って荷物が増えるなあと苦笑していた所、気が付けば義兄は私より更にごっそり買っていて、躊躇なく物を増やしていました(笑)。
0 件のコメント:
コメントを投稿