姉夫婦と武蔵野地区でリサイクル・ショップ巡りをした日の夜は、西東京市田無のフレンチ・レストラン「けんぞう」で、前倒しの誕生日を祝って貰う事になっていました。この直ぐ後に私は福島県の両親の住む実家へ移動する予定になっていて、誕生日当日は姉夫婦とは会えないからです。姉の家から徒歩圏内のこのレストランは、店内の雰囲気も料理の内容も、家族でのお祝い事や特別な日に食事するのにピッタリなのです。
三人とも、ディナー・コースを注文しました。まずは前菜の盛り合わせ。
いつも内容を忘れないように記録の為にメニューの写真を撮って置くのに、この時は撮り忘れていました💦 これは、カリフラワーのムースだったかなあ。美味しかった事だけは憶えている✨
味付けは、概ね素材の美味しさが生きるように薄めの良い塩梅に配慮されています。このレストランは地産地消を推進していて、肉も魚も勿論美味しいけど、特に野菜の美味しさが際立っています。「とうきょう特産食材使用店」に登録されおり、地元野菜は勿論、オーナー自ら直菜園で栽培している有機野菜も使用され、見た目からしてピカピカ輝いて違います。
私より一足先にイギリスから日本に帰った宇多田ヒカルが、インタビューで「久々の日本はどうですか?」と聞かれ、「野菜が美味しいです!」と答えていたのが強く印象に残っています。確かにイギリスって、オーガニック野菜でさえ別に美味しくないんですよね…。イギリスでは野菜は概ね不人気で、やはり食べ物、特に野菜の味には伝統的に拘りがない国民性だからと思われます。
お誕生日祝いなので、スパークリング・ワインも頂きました。ワインも、料理に合う選りすぐりが揃っています。
口休めに、コーンのポタージュ・スープ。子供の頃からとうもろこし大っ好きで、コーン・ポタージュが今でも一番好きな食べ物の一つの私ですが、ここのは絶品夢心地の味。
続いて主菜です。ディナー・コースは肉か魚料理2~3種類の中から選べ、魚を選ぶ事の多い私ですが、この日は珍しく肉を選択。イベリコ豚のローストだったように思います。
柔らかくジューシーで、黒胡椒とフレンチ・マスタードでシンプルに頂くのが旨ッッ。
このレストランは、肉や魚料理の付け合わせの野菜も、調理法が在り来たりじゃなく工夫されて充実しているので毎回楽しみです。
大抵ここでは私と姉は主菜の選択が一緒で、義兄だけが違います。この日義兄が選んだのは、牛フィレだったと記憶しています。
最後に、お誕生日プレートのデザートの盛り合わせキタ~!! 自分の名前を書かれると、やはり目出度い気分が盛り上がりますね。お誕生日を祝って貰えるのは、幾つになっても有難いものです。
濃厚だけど甘さ控え目のブラウニーは、ショコラ・ムースに近い滑らかさ。
これは、リンゴのキャラメリゼだったかな。シナモンが、たっぷり目に掛っています。
更に円やかクリーミィなチーズケーキ、さっぱりしたシャーベットや果物と、いつも味の変化や組み合わせがバッチリ安定の美味しさです。
この後、物凄く不安だった通り、またはそれを上回る苦労が実家で待っていて、実際の自分のお誕生日はお祝いどころではなかったから、この時に姉夫婦にお祝いして貰って心底有難く感じました。
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