ハロウィーン用のドール服のデザインを考えていた時、丁度フリマでハロウィーンにぴったりの中古ファッション・ドールを手に入れました。
15年位前に大ヒットして実写映画化までされたファッション・ドール「Bratz ブラッツ」の、スピン・オフ魔女版「Bratzillaz ブラッツィラズ」シリーズの、Cloetta クロエッタと言うキャラクターです。
その中でもこれは、同シリーズの先に手に入れた別キャラのメイガーナ、ジェードと共に、初回版だそうです。
子供の遊び古しとは言え、オリジナルのアウトフィットを着たままの状態で購入出来ました。「ブラッツィラズ」は、ライバル玩具メーカーMattel社の「モンスター・ハイ」の人気にあやかって登場したダーク系ファッション・ドールでした。言わば二番煎じですが、モンハイよりボディのバランスが取れていて、着せ替え人形としては扱い易く優れていると私は思います。デザイン的には、本家のブラッツよりも余程品良く遥かにスタイリッシュに見え、少なくともこちらなら着せ替えしたくなる程度には好みに合います。
やはり色白で前髪付きのヘアスタイルと言うのが、イギリスで販売されているファッション・ドールとしては貴重で目を引きます。長いストレートの髪は、半分が白髪で片側がネオンピンクの上に黒のメッシュ。髪の質の状態は、中古としては許容範囲内です。
魔物らしく肌の色は相当の白さですが、血色は良くうっすらとピンク掛かっています。胸にタトゥー入り。瞳がオッドアイなら、リップも左右で色違いに彩色されています。
それらに合わせ、デフォルトのアウトフィットも左右で色違い切り替えにデザインされています。更に、骨をイメージしているような白い大袈裟なアクセサリー?を着用しています。元は、大きなイヤリングやピンクのマントも付属していました。アシンメトリーに徹したファッション・スタイルながら、奇をてらっただけでなく、ちゃんと纏まって一応お洒落に見えるのは中々のデザイン力です。
デフォルト服が彼女に良く似合っていたので、他に作って着せたい服は正直余り思い付きませんでした。結局デフォのコンセプトと大差ない、左右で色柄の違う服を作る事にました。
色合いも、髪色に合わせてピンクとモノトーンのまんま。フットウェアも同じ物を利用しました。しかし、ちょっとだけ若々しく愛らしく、魔法少女っぽいイメージを目指しました。
何せデフォのように上下共にタイトな服では、折角の可動式ボディなのに中々ポーズも取らせられませんので、もう少しふんわりした服装にしたいなあと。
この濃いピンクとモノトーンの市松模様(or千鳥格子)の組み合わせと言うのは、バービーのアウトフィットでなら見た覚えがあり、我ながら余り新鮮には感じられない選択でした。しかしこのクロエッタに着せて見ると、バービーのイメージとは全く違って見えるかもと自分では思っています。
型紙はmomoko DOLL用ので作っているので、ブラッツィラズには大き目。
身頃にダーツを入れた為、市松模様がダイヤ状になってしまったので、ダーツは入れない方が良かったかも知れません。それと、スカートの膨らみが思ったよりイマイチだったので、中にパニエか何かを履かせるべきでした。
内股が出来るし(笑)、彼女ならゴスだけじゃなくゴス「ロリ」も着こなしそう。ただしロリィタ・ファッションにタトゥーはそぐわないので、除光液で消し落とすやも知れません。
口元があだっぽく禍々しい顔なのは否めませんが(何せ魔物ですから!)、このドールには和服なんかを着せても個性的で面白そうで、きっと着せ替えし甲斐があると期待しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿