モンスター・ハイを買ったフリマのストールでは、この人形も一緒に買いました。値段は同じ1.5ポンドで、同様にアウトフィットも概ね残っている良い状態でした。フェイス・デザインも髪型もそのままで気に入っているから、リペイント用ではなくそのままモデル人形として使用しようと思います。
そもそも入れ目(ドール・アイ)仕様なので、リぺしてもそう変わりそうはありません。ただし、唇の向かって左下のホクロは消し去り、鼻より出っ張ている為に剥げた唇は塗り足しました。瞳の中心は正にハート♡で、どう考えても惚れっぽいキャラなんでしょね。
この人形は、一次欧米の子供向けファッション・ドール界を席巻していたMGA社のBratz ブラッツのスピン・オフで、「Bratzillaz ブラッツィラズ」または「House of Witchez」と言う魔女人形のシリーズの、「Jade J' Adore ジェイド・ジェイドア」と言うキャラクターです。髪は真っ白、肌も真っ白、眼は真っ赤のアルビノ魔女です。買った時に着せられていたのはオリジナル服で、この格好もキャラの雰囲気には合っているので結構気に入っています。元は赤い小さな魔女帽と赤いマントが付属し、この靴ではなくショート・ブーツを履いていたようです。
このドールには、赤が似合うと真っ先に思いました。それも深い渋い赤ではなく、朱赤に近い鮮やかな赤。
黒と合わせて、魔法学校の制服っぽい服を一応目指しましたが、その割には我ながら闇深さが足りなかった…。スカート右下のTallulahさんから頂いた黒猫スパンコールが、唯一のハロウィーンらしさ!
ボディは足首以外はほぼフル可動式で、可動域も使い勝手も中々良好です。
何より前髪付きってのが、やはり西洋のファッション・ドールとしては中々貴重で見逃し難いんですよね。
しかし新たにこの人形を買っていじる位なら、随分前に買った同じブラッツィラズの別キャラ人形メイガーナを、少しは構って上げなよ!とは自分でも気付きました。
それで、今までデフォ服を着た切り雀でガラス・ケースに飾ったままだったメイガーナに、昨年姉の魔女モモコ用に作った「紫の魔女」服の改良前を着せています。改良した方は姉に送りましたが、こちらは手元に残っていました。
元々モモコ用の型紙で作ったから身頃が全く合っていないし、西洋のファッション・ドールは手の甲が大きく、また指の開いた形の場合が多い為、このように日本のドール用アウトフィットの袖口は通らない事が良く有ります💦 肩幅はモモコより明らかに狭いので、この服の袖は彼女には長過ぎる為、結局このままにしています。
しかしメイガーナさん、改めて眺めてみても、廉価品のドール・アイの割にはラメも入った美しい瞳で、中々個性のある魅力的なドールです。もっとモデルとして積極的に採用しなくちゃあ、と思いました。向かって左目の表面に傷の入っているのが残念ですが、それ故にアウトレットだったのかも知れません。
元々この赤いドレスは、紫の魔女ドレスと対になるようなイメージでデザインしました。
二人共魔女なだけに、流石に血の気の感じられない蒼白肌ですが、実は微妙に肌色が違っていて、ジェイドの方はアイボリー掛かり、メイガーナは微妙にピンク系なのが面白いと思いました。言わば、イエベとブルべの違いです。
そして二人共オープン・マウスでリップの色も強烈なアダっぽい口元だけど、魔女キャラだからまあいいやって事にしています。普段はハスッパな人形は嫌いですが、ゴスが入ると下品が緩和されるような気がします。
ブラッツィラズは、マテル社のモンスター・ハイの人気に便乗してデザイン・発売されたらしい魔物系人形でした。その頃にはブラッツの人気がモンハイにすっかり移行していたからで、マテル社とMGA社は飽きもせず真似し真似されを繰り返して競い合っています。ブラッツィラズの中古は余り見掛けない為、商業的にはそれ程成功した訳ではなさそうですが、顔の造形もボディのバランスも、ライバルのモンハイだけでなく、元ネタのブラッツよりも遥かに私の好みに合います。これはブラッツィラズの最初のシリーズのドールのようで、この後描き目(プリント・アイ)&非可動式ボディの簡易版も発売されたはずですが、やはり魅力がこれより数段落ちます。
0 件のコメント:
コメントを投稿