これは、姉のmomoko DOLLです。姉は今では私よりずっと多くのモモコ・ドールを所有していますが、その中にはかなり初期のモモコも混じっています。この「おやすみさくらんぼ」は、セキグチがモモコを販売開始した3年後の2005年に発売されました。しかし姉がモモコ遊び始めたのはせいぜい7,8年前からなので、この人形を購入したのは中古としてです。フリマ・サイトで箱入り未開封で買いましたが…、いざ開封したら早速首がポロッともげました! 首の付け根のプラスティック部分が、経年劣化で欠けてしまったようで、もう首は二度と嵌め込めない状態になりました。箱入り未開封と聞くと、手付かずな訳だからミントに違いないと思い勝ちですが、売り主は中身の状態も未確認で責任持たないと言う事でもあるので、プラスティック製の人形の場合、例え保存状態はきちんとしていたと言われても、ある程度劣化は覚悟する方が良いのかも知れません。更にモモコのボディは、デザイン&バランス的には優れていても、素材や造りは高い割にヤワだなあと思う事があります。兎に角その為にこの「おやすみさくらんぼ」は、モデルとして使用される事が最早不可能で、購入以来出番が一度もありませんでした。
今回私が姉の家に滞在中に、オビツの27cmソフト・バスト・ボディと言うのを買って来て、「おやすみさくらんぼ」の頭を嵌め込んでみました。モモコの首穴に残っていたジョイントはラジオ・ペンチで引っこ抜き、ボディの首のアジャスターを換えなくてはなりませんでしたが、思ったより交換に手間取りました。実は姉は、このモモコの首が壊れていると知った前々から、自分でオビツのボディを用意はしていましたが、それはどうも24cm位用で、このモモコには明らかに幼過ぎて合いませんでした。昔はモモコのボディだけと言うのも販売されていたようですが、今はたまにイベント等のみ、または転売屋が頭、服、体をバラして販売する場合しか見掛けないようです。
オビツの27cmSBボディは、モモコ・ボディに比べて手足が若干太く、特に太腿はかなり張っていて太いのが目立ちます。言ってしまえば、アクション女優かスポーツ選手のような逞しい体型。もし儚げな雰囲気のモモコだったら、もっとはっきりとそぐわなさそうです。
これはオビツのナチュラル肌色の方のボディなのですが、このモモコはヘッドの素材そのものも経年で変色してしまったようで、最早ヘッドとボディの色が顕著に合っていません。こんな露出の多い服だと、関節の無骨さもあり、残念ながら益々頭との違和感が目立ってしまうと反省。
元々リップの色が青味掛かった薄いピンクで、濃い髪色も髪型もどちらかと言うとワイルドなイメージの、活発な雰囲気のモモコなので、ドレッシーな服自体が余り得意じゃないのかも知れません。
ってな訳で、この手の格好が、この子には一番しっくり来るように思います。晴れて首の下は繋がった事だし(笑)、似合う服装さえ考慮して上げれば、これからモデルとして意欲的に採用して欲しいさくらんぼちゃんです。
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