2023/06/09

アクリル絵の具と水彩色鉛筆


昨年のP太からのクリスマス・プレゼントには、何と画材をお願いしました。アクリル絵の具の代名詞「リキテックス」の36色セットと、ドイツの老舗文具メーカー「ファーバーカステル社」の水溶性色鉛筆36色セットです。日本に帰った際に買おうかとも思っていましたが、日本製じゃないんだし、重いし安い買い物ではないので、この際買って貰って良かったと思います。しかし、イギリスでは返って日本より値段が割高な上、欲しいタイプが実店舗で売られているのすら見掛けもしません。それで、本当は何でもアマゾンに頼って儲けさせるのは嫌なんだけど(何せイギリスで企業税払ってないからね~)、アマゾンから購入するしかありませんでした。

どちらもドールのリペイント用と言うふざけた目的なんですが、本格的な画材セットを手に入れるのは本当に四半世紀ぶり位です(苦笑)。若い頃はそれなりに画材には拘っていましたが、すっかり絵心を失くした今は酷い投げやりな状態です。パレットはプリングルスの蓋だし、筆は日本から持って来た面相一本のみ(アクリルも水彩もこれだけ💦)、筆洗は化粧品の空き瓶だし、水彩絵の具は昔のパレットに数十年こびりついたままのを今だ水で溶いて使用している始末(ひでえ…。でも未だ使えるw)。アクリル絵の具も、小学生の頃に従妹から貰ったホルバインの12色セット(流石に金属製チューブが劣化して何色かは使えなかった)に加え、こちらの量販店で買ったクラフト用のを混ぜていました。クラフト用は割と大きな面積を彩色する為に作られている為、ボトルから数滴のみ出すのには向いておらず不便でした。顔料そのものは概ねアメリカのトール・ペイント用だから問題ありませんが、唯一イギリスのチェーン・クラフト・ショップの自社ブランドのは酷いクウォリティでした。

これが、小学生の頃から使っていたアクリル絵の具。捨てる前に、記念に撮影して置きました。「やまのい」の値札が…、郡山市民にとってはノスタルジーであろう。

ネットで色々調べてみて、やはりこの二つのメーカーが、ドールのリペイント用には最適なようです。リキテックスは、伸びや乾き具合や艶が一番使い易いようです。また、メディウムも豊富に用意されています。アクリル絵の具はすぐに乾くので、後から混色して同じ色を作るのが面倒な為、出来るだけ混色しなくて済む色数の多いセットを買って貰いました。36色、いや24色セットでさえ、色鉛筆でもクレヨンでも絵の具でも、私の子供の頃は金持ちの子だけが持っていて憧れでした(笑)。

リペイントではほんの少量しか使用しない為、もっと小さなチューブのセットで構わなかったのですが、これ(22ml)のセットしか存在しなかったのです。しかし、流石に少量でも出し易いので、保管さえちゃんとすれば一生使えるかもです。外箱は凄くヤワだから、何か別な便利な収納箱を…と探していたら、日本から持って来ていた無印良品のプラスティック製ハンドル付きツール・ボックスがシンデレラ・フィット! 各トレイから取り出し易いよう、斜めに立つように台を入れました。リキテックスはアメリカのメーカーのはずですが、この絵具はフランス製です。

一方ファーバーカステルの水彩色鉛筆は、正直リペイント用には12~24色セットでも十分に思えましたが、この際だから36色セットを買って貰いました。水彩画の先駆者だった15世紀の画家、アルブレヒト・デューラーに因んだブランド名が付けられています。流石に、発色が美しく木の軸がしっかりしているようです。

ついでに、専用の鉛筆削りも買って貰いました。手動のくせに、千円近くもします。色鉛筆は芯が柔らかくて折れ易い為、一々カッターで削るのが地味に面倒でした。取説の栞が付属していて、謎で役に立たない日本語も記載されています。こう言う文章って、単に翻訳出来るってだけでなく、専用のライターに書かせないと駄目ですね…。これらの画材では未だ本格的にはリペイントを試していませんが、これで画材のせいには出来なくなくなった訳だから(笑)、もうちっと腕の方をマシにしなければと思っています。

 

 

 


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