帰国となると、家族や友達へのお土産選びが毎回中々大変です。帰国の予定が立った時から集め始め、いえ、予定が全くない時でさえ常日頃から探していますが、何せイギリスの店舗の魅力が全体的に非常に薄く、まして日本人が好きそうな物は中々売られていないからです。イギリスならではの商品でさえ、実は余り売られていません。更に帰国後お誕生日が迫っている家族や友達も居る為、イギリスである程度プレゼントを買って用意しておかないと間に合いそうもありません。本当は、「イギリスってロクなもん売ってないからさー。土産は買わなかったよ~」と言いたいのは山々。しかし、これは実際にイギリスを何度か旅行した事のある人じゃない限り、中々理解して貰えない、日本人にとっては想像し難い言い訳です。特に福島の実家へ帰省する時は、東京で菓子折りを買って持って行った方が、余程美味しいし好みに合うはずなのにと確信しています。そんなお土産集めで頭が混乱していた時、地元のチャリティショップで、何処かの誰かの手作り新品のエプロンが何枚か売られているのに遭遇。これは主婦の友達のお土産かプレゼントに加えるのに丁度良いと思い、2枚購入しました。
どちらも胸当て無しの、サロン・タイプのエプロンです。色味は落ち着いていて大人っぽく、中々お洒落です。幅はかなりたっぷりあり、また腰紐も長めなので、日本人の標準体型なら腰をすっぽり覆い、腰紐は手前で結べそうです。また、ポケットがたっぷりあるのも特徴。ほぼ全面がポケットと言っても過言ではありません。
一枚は、そのポケット部分に、水彩画のような優しい雛菊柄のプリントが使用されています。雛菊の花弁の縁が、濃いピンク色になっている所が可憐です。イングリッシュ・カントリーらしい柄とも言えます。
もう一枚は、無地部分は雛菊柄のと同色ですが、ポケット部分には結構独特な、少なくとも日本では有り得ないようなプリント生地が使用されています。
メインの青い鳥はカワセミで、その合間に糸トンボかカゲロウのような昆虫、そして菫の花の大小が散っています。実は、地模様が薄いクリーム色でボーダーになっています。しかし何故トンボ? もしかして捕食関係?と思いましたが、良く考えるとカワセミの好物は魚。一応、昆虫を食べない事もないそうですが。菫との関係は、更に謎です。イギリスでしかなさそうな個性的なデザイン…と言うのを、受け止めてくれる友達に上げたいと思います。
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