正月二日のに海岸の白亜の絶壁の景勝地Seven Sisters セブン・シスターズに散歩に行った時、まずカックミア川の西岸のAlfriston アルフリストンと言う村を通過して行きました。イギリスの冬期は兎に角雨が多く、その日自体は快晴だったものの、前日までは暴風雨続きでした。それである程度予想は出来ましたが、丘に囲まれた谷間に在り海抜の低い村の周囲は、見事に一面洪水で湖化し、村へ通じる主要道路のあちこちにまで浸水が酷く及んでいました。中には、これで良く通行禁止にしないと驚く程水位が高く、車高まで水没しそうな場所も。
帰路は、アルフリストンとは反対側のカックミア川東岸のLitlington リトリントンと言う村経由しましたが、最早谷全体が湖になっている状態で、こちら側の道路のあちこちも浸水していました。
この風景が、海でも湖でもなく、夏は単なる川沿いの牧草地だとは、中々信じられない事かも知れません。その川自体も、普段は川幅の大して広くない小川程度なのです。
我々の車の前を物凄いスピードで走行している自転車なんか、生命のリスクがあるレベルでした。この道路の大きな水溜りの下に、イギリス名物のポットホール(道路の陥没)がないとは限らないのです。
カックミア川流域のこの一帯が元々氾濫原で、ほぼ毎冬こうなるのだと思います。一応昔ながらの住宅は、少し高台に建てられて難を逃れています。
川沿いの低地の牧草地が一面水浸しになる光景は、冬が雨季のイギリスのあちこちで見られます。日本の台風時やその直後も、度々道路が川のような状態に浸水しますが、イギリスの浸水はほとんど冬中です。そしてP太の話では、こう言う水没地域とその期間&機会が、彼の子供時代より確実に増えて来ているそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿