一体しか持っていないrurukoを長らく構っていないのを、ずっと少し気にしていました。夏には、うちのるるこにとっては初の浴衣を縫って着せて上げようと一応考えていましたが、リペイントしたドール用の服や姉からのミッションのモモコ服制作で立て込んでしまい、ついつい後回しにして見送ってしまいました。
そんな久々に登場のるるこのクリスマス用のアウトフィットは、白系ロリィタ風ドレスにしました。
白と言ってもメインになるのは、ベージュに近い濃いクリーム色に、大きな雪の結晶柄がステンシル風に淡く入ったプリント生地です。
随分前に確かアンティーク・モールで買った(記憶不鮮明)端布の詰め合わせに入っていた、ほんのちょっとしか面積のない布だったので、作れるのは小さなお人形用の服位でした。
そう言えば、子供の頃のおやつの定番の一つが、ブルボンの「ホワイト・ロリータ」だったなあ…。なんて他愛のない事を、つい思い出しながら撮影。
こんなあっさり目の生地でも、予めギャザーの寄った華やかなレース・テープを合わせれば、何とかロリィタっぽくなるじゃろと思ったのですが、あろう事かレース・テープの裏面を表側に縫い付けてしまった!
しかも気付いた時には、最早完成近くで後戻り出来ず。裏面でも一応可笑しくない見た目なのですが、当然表の方が華やかなので、もう残り少ないのに勿体ない事をしました。
タイトルを「ヴァニラ・エンジェル」としたからには、一応天使の羽根らしき物も拵えてみました。
レース地を接着芯二枚重ねに貼って切り取っただけで、正直幼稚園児に寄るキリスト降誕祭の天使役の羽根レベルのクウォリティです(笑)。
以前作った妖精の羽根同様に、服の背部分にスポット嵌め込む単純な仕組みにしています。
このるるこは髪色(漆黒に青が混じっている)がかなり強烈なので、着る服の色やイメージを結構選びます。また強いコントラスの為に、撮影も私の腕では悪戦苦闘です。
実は他にるるこ四体を買って、東京の姉に預かって貰っていますが、イギリスの郵便事情が怖過ぎて郵送して貰う事は絶対出来ません💦 一時帰国する際に受け取ってこちらへ連れて来るのを、心待ちにしています。
元々ドールの撮影は非常に面倒で、ドールに大敵の紫外線を気にしながら行う夏の撮影は殊更気を使いますが、日光の少ない冬のドール撮影もまた大変です。緯度的には北欧と大差なく、おまけに悪天候続きのイギリスの冬は、自然の太陽光からだけでは、健康を維持する為のビタミンDを十分摂取出来ないと政府からお達しが出る位暗いのです。この日も朝からいつ陽が登ったんですか~?と思える位一日中とんでもなく暗く、家中の電機スタンド、及び手作りレフ板を駆使して撮影したものの、結果的には夜間の撮影かと思える仕上がりに呆れるばかりです。
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