夏にフリマで買った北欧ビンテージのクリスマス布の中の一枚は、これでした。モチーフは王冠を被ったおかっぱ頭の人物が三人で、キリスト降誕の際に訪れ三つの贈り物を捧げた東方の三博士(三賢人)である事に思い当たります。少しでもキリスト教をかじった人なら分かるかも知れませんが、日本人には余り馴染みのないモチーフです。色合いもモーヴ、紺、ピンクと、オレンジと、全くクリスマスらしくありません。他が明らかにクリスマス柄なので、これもクリスマス用であろうと辛うじて想像出来る程度です。
長さは90cm位あり、前出の布より長くなっています。北欧ではこんな縦長のクリスマスのビンテージ布を良く見掛けますが、タペストリーとして壁に飾ったのか、それとも単なるティータオル(布巾)だったのかは謎です。
三博士の顔が描かれていない為一瞬人間とも分かり辛く、可愛いどころか不気味とすら思われるかも知れません。
この三博士の服は、不思議な文様で埋め尽くされています。
上部には、ゴシックのステンドグラスの窓らしき物が描かれています。
この背景にも、不思議な文様が。色目は決して暗くないのに、全体的に渋さが漲っています。して言えばビンテージらしくは十分あり、60年代のポップ・アートらしさは滲み出ていると言えるかも知れません。
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