2022/12/09

雪の聲を聞く頃

 

日本では、この秋冬ボアヴェストなる物が流行っていると小耳に挟んだので、姉のmomoko DOLL用に作ってみました。流行にうるさい姉は、きっと喜んでくれるのではと思いまして。

…ファッションの流行、それは海外に住んでいる身にとっては、ネットの発達した今でも一番掴みにくい物の一つかも知れません。幾ら日本のウェブ・マガジン等で「今年はこれがトレンド!」とか熱心に紹介していても、実際に沢山売られているのか、または着ている人が多いかどうかは疑わしい物です。自分で日本の街を歩いて肌で感じない限り、基本的には信用出来ないと思っています。故に、たかがドール用とは言え、五里霧中でコーデを考えています。

前に一度使用したヴェストの型紙を元に、かなり大き目に作り直して作成しましたが、最初は小さ過ぎて失敗しました。ボアのモコモコ具合と裏地の効果で、かなーり大きく作らねばならない事が判明。で、これは二回目なのですが、本当に後ろ身頃の寸法を間違え、今度は大き過ぎました。しかし気付いた時には既に裁断した後で、最早材料のボアは残っておらず、結局強引に大き過ぎるままで押し進めています。

どちらにせよ、今だ日本ではオーバーサイズが主流のようですが、ボアヴェストが大き過ぎると、特に色味が茶系だったりする場合、マタギ感が否めないように思います。小さなドール向けには、スケール的にもっと毛足の短いボアで作る事も一応考えましたが、そうするとお年寄りのウールの下着っぽく見えてしまい、やはりある程度の毛足の長さは、ボアらしさとして必要だと思いました。

特に肩部分はドールにとって厚みが出過ぎてしまい、不格好に盛り上がっているのが気になります。これをどうにか出来る対処方法が、もしあったら教えて欲しい💦

ヴェスト中央のリボンは子供っぽいし、無い方が他の着こなしの際に邪魔にならないのではと思いましたが、この格好にはある方が可愛いので付けてしまいました。

バッグが、いつも代わり映えしなくてお恥ずかしい…。一体どんなバッグが今日本で流行っていてこんな服装に合わせるのか、それを調べるのも結構一苦労だし、材料と作れる技術が上手い具合に揃うとは限らないのです。

実際には東京辺りでさえ、真冬はこんな格好は出来なさそうです。この上にコート類を羽織るにのはボリュームがあり過ぎますし、ボアヴェストは晩秋&初冬用のアイテムに見えます。

しかしヴェスト自体の大きさ的には余裕があるだろうから、薄手のフリースの上とかなら大丈夫なのかな??

中に着せたロング丈ワンピースは、以前アーディングリーのアンティーク・フェアで買った生地で作りました。何だか雪のような柄だから、ドール服を作るのなら冬服と初めから決めていました。この生地だけでは少し味気ないかもと思い、同系色の細かいアスタリスク柄の布と合わせています。

最初に作って小さ過ぎて失敗だったボアヴェストの方は、リカちゃんかrurukoにでも着せて活用したいと思います。

 

 


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