2022/10/23

水車の村

 

記事の順番が時間的に前後しますが、夏に大聖堂都市Peterborough ピーターバラを訪れた際、目的地の到着前に御昼時間となったので、途中で持参のお弁当を食べる事にしました。大抵は高速道路のサービスエリアの駐車場で手っ取り早く食べますが、その日は高速を少し離れてもっと落ち着いた場所で食べようとP太が言い出しました。

そこで当てずっぽうに辿り着いたのが、ジャンクションから直ぐのStotford ストットフォードと言う村。勝手に村だと思っていましたが、後から調べると町だそうです。結局、町外れの駐車場でお弁当を食べました。

その駐車場は、隣の水車工場博物館用の物でした。水車工場には、こんなに眼を引く高さの煙突があります。其処にはイギリス最大級の水車があり、蒸気機関車の運転等も見せ、カフェや売店もある観光施設だそうです。しかし暖かい季節の週末だけ開館するようで、この日は閉まっていて、高い塀に囲まれているから中すら覗けませんでした。

川の水車の下流を眺めると、水量は全く多くないので、そんな大きな水車が稼働するとは中々想像出来ません。

しかしこの一帯は自然豊かな保護区なのは確かで、川沿いは遊歩道になっていて、なんとカワウソも生息しているようです。イギリスでカワウソなんて未だ見た事がない!と、しばし遊歩道を歩いてみましたが(そう簡単に出会えるはずないけど)、周囲には藪が鬱蒼と茂り、水の流れすら見えなくなったので早々に引き返しました。

ところで我々夫婦は、年に一回程度だけKFCが食べたくなります。普段はファストフードには全く縁がないけれど、年に一度位なら罪にはならないかなーと思っています。今回の帰途も、時間とお金(イギリスの外食は物凄く高く付く)の節約の為に、高速道路のSAKFCで済ます事にしました。いつも注文するのは「Zinger Tower」と言う辛めのチキン・バーガーのコンボ・セットなのですが、二年ぶり位に注文したら、バーガーの大きさが半分位になっていて、…夫婦揃って笑うしかなかった! バーガーには野菜コロッケも挟まっているし、ポテト付きなので、食事の量的にはそれでも十分です。しかし明らかに炭水化物過剰だし、飲み物はイギリスでは烏龍茶とかは存在せず、糖分たっぷりのケミカル飲料水の中からしか選べないから、やはりしょっちゅうは食べるべき物じゃないし、実際頻繁に食べたくなる味ではないですよ。そしてタッチパネル式のボードで注文する際、我々の前に半端なく太った夫婦(+幼児一人)が注文していて、食べ物を選ぶのに10分以上掛けていて一向に注文し終わる気配がなく、結局待ち切れずに他のボードに移動しざるを得ませんでした。一体あの夫婦は、何故あんなに時間を掛けていたのだろう? もしかしてKFC全ての商品を注文したからかも、と私もP太も疑わずには居られなかったのは忘れられません。

 

 

 


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