2022/10/01

秋の初めのティルゲート・パーク 1

八月の末、イギリスでは公休日(Bank holiday Monday)がありました。イギリスの公休日週末にしては珍しくお天気には恵まれましたが、この日は夏休み最後の滑り込み行楽として非常に混むので、通常我々は何処にも出掛けません。ただし運動の為に、最もお金の掛からない行き先としてTilgate Park ティルゲート・パークを散歩しました。


今回は、珍しく公園内最大の湖Tilgate Lakeの東岸から、時計回りに広大な公園を回ります。


昔はこの部分は、シャクナゲの巨木の枝や根が畝って鬱蒼とした遊歩道でしたが、ここ近年整備されて見通しが良く歩き易くなっています。

湖の端で、青鷺を見掛けました。

Tilgate Lakeの南のSilt Lakeの奥にも、青鷺が居ました。

青鷺は東京都内でも見掛ける位で、ここでもそう珍しい鳥ではありません。しかし巨大なので目を引くし、単独で行動するから個体数自体はそう多くないはずです。

青鷺を見掛ける時は、必ず一箇所に付き一羽ずつですが、不意にバッティングして縄張り争いする事なんてないのかなーとふと思いました。既に他の青鷺が居る場所は、多分あえて避けるのでしょうね。この青鷺が一般住宅の庭の池なんかに来るようになると、高い錦鯉とか魚を根こそぎ食い尽くされると聞いた事があります。

続いて、森の中を延々と歩きます。自然豊かな森に見えますが、実は公園のこの南端の部分は高速道路に面している為、かなり車の騒音が気になるのです。

木の高さ・太さが揃っている部分は植林ですが、森の中には原生林も残っています。この針葉樹の植林は、P太はまるでバーコードのようだと言っていました。

夏の終わりなので、未だヒース(エリカ)が咲いていました。

ティルゲート・パークの森の中にも、ヒース野は点在しています。ヒースは英語ではheather ヘザーと呼ばれ、実はheath ヒースとはヘザーの茂る天然の野を意味します。何はともあれヒースの荒野は、イギリスの原風景の一つだと思います。

続いて公園の北西端辺りに出ましたが、ここには一般企業の事務所や倉庫として、またはスポーツ・クラブや愛好会等の集会場として貸し出している小屋が沢山並んで居る事に気付きました。日の丸のような赤丸に「一番」と書いてあるのは、空手道場です。「一番」と聞いて真っ先にハルク・ホーガンを思い出しましたが()P太はホーガンは知っていても「一番」は聞いた事がないそうで、日本以外では言わなかったのかも知れません。


 

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