イギリスのフリーマーケットには、時々チャリティ団体が出店しています。売り上げを、おのおのの慈善活動に利用する為です。その中には、ハイストリートにチャリティショップが存在するメジャーなチャリティ団体もあれば、普段は見掛けない団体もあります。今時のチャリティショップは、元が無料の寄付品の割に概ね値段が高いのですが、フリマでのチャリティ出店は、大抵一般のストールよりも更に価格が安い程です。この古い子供用の木製ジグソー・パズルは、そんなフリマでのチャリティ出店ストールから買いました。保護ロバのチャリティだそうです。
このパズルは、イラストが好みの昔絵本そのままなので気に入りました。イラストの内容は、マザーグースの中の有名な「Bunbury Cross バンべリー・クロス」の歌を表現しているようです。イギリスの伝統文化を象徴するような御馴染みのマザーグースですが、意外にもイギリス本国ではマザーグースと言う呼称は通用せず(聞いて分からないって人は居ないだろうけど)、「Nursery Rhymes ナーサリー・ライムス=童謡」と呼ばれます。
中身はほぼ元の色のまま綺麗に保管されていましたが、外箱はしっかり日に焼けて退色しています。
木製パズルは、イギリスのビンテージ玩具としては結構見掛けるアイテムです。このパズルは、厚み5mm程度のべニア板に転写プリントされた一枚が、糸鋸でカットされピースになっています。
一枚一枚手作業で切り抜いているはずで、時代を感じさせる玩具です。ピースを全部組み合わせると、心地良い位ぴったり固定され、簡単には崩れない程です。
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