春頃地元のチャリティショップで手に入れた薄手コットン端布の詰め合わせには、ドール服に活用出来そうな布が沢山入っていましたが、半分位は幅6.5cmに割かれた細~長い端布でした。しかも、派手で激しい大柄ばかり。恐らく元持ち主(寄贈者)は、パッチワークを作るつもりで、布を予め同じ幅に割いて置いたのだと思います。最初はこの幅&柄の大きさでは、1/6ドール用としては、またもやティアード・スカートを作る位にしか使えないかなーと思っていました。が、この幅を反物と見なせば、ドールの着物を作るのにぴったりじゃん♪と閃きました。着物なら大き目の柄でもドール服として使えるし、返って大きい柄の方が映える事もあり、予想外の仕上がりになったり作っていて楽しい物です。そして青系ばかりなので、着物の中でも特に夏の浴衣に似合いそうな生地が多いと思いました。
6.5cmは、私の型紙では丁度27cm用の着物のおくみを含む身頃の幅です。ただし、袖巾は6.5cmでは1cm程足りません。生憎この幅以外には同柄の布が無かった為、momoko DOLLより腕の短いジェニー(&フレンズ)か、ビンテージ・タイプのシンディに着せる事にしました。
うん、狙った通り浴衣にはぴったりの布。かなり大きな柄でも、飛び柄ではなく地にびっしり描かれている場合、ドール用の着物(浴衣)にとっては使い辛いと言う問題はないようです。返って、柄の出方で面白く粋に見えます。
それに、この柄は良く見ると菊花や撫子のような花が描かれていて、元々全く和風から掛け離れていると言う訳ではないのです。概ね青系ですが、所々に配置されたピンクとマスタードの柄の効果で、一層賑やかに見えます。
この浴衣には肌の色の濃い子が寄り似合うと思い、ファッション・ブロガーのシンディちゃんにモデルになって貰いました。
シンディが着ても、やっぱり未だ袖は短めでした。袖が短いと冬では寒々しく見えますが、まあ夏の浴衣なら良いって事に(笑)。
ちょっと大き過ぎますが、帯留めと言うか飾りとして、夏らしい白銀色の貝のメタル・パーツを付けてみました。
フル可動式のドールでさえ、思うようにダンスのポーズを取らせるのは難しい物ですが、キャラクター的には、このシンディちゃんは盆踊りもサンバもめっちゃ上手そう。
髪のボリュームからしても、近付く人を寄せ付けず無敵と言う感じです…。
因みに、チャリティショップで手に入れた端布の詰め合わせに混じっていた柄の細長い端布とは、この背景に使われている布です。こんな激しい柄で作るパッチワークって(例え合間に無地を繋ぎ合わせたとしても)、イギリス人ならではの大胆なセンスで、日本人には中々思い付かないテイストだな…とつくづく思いました。
それでもドールの着物や浴衣用と考えれば、どの布で作っても面白そうです。
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