「早起き鳥」システムで早めに出掛けたフリーマーケットでは、収穫を結構どっさり得ましたが、最後の最後の方でこの古い料理本を買いました。値段は、20ペンスだったと思います。
McDougall’sと言う製粉会社で出していた薄い小冊子で、サイズはB6程度。表紙のユルい可愛さから、最初は子供向けかと思いました。しかし中身を確認すると、本格的でちゃんと大人用です。製粉会社だから基本的に粉もんのレシピのみが紹介されている訳ですが、これはその中でもペストリー (パイ)作りの基礎の学び方です。
中面もフルカラーで、文章とイラストのみで写真はありません。このイラストがひたすら真面目で実務的なだけなのですが、50年代らしいタッチで可愛いのです。
表紙の裏なんて、そのままコピーして蔵書票に利用したい可愛さ。
描かれている食器が、コーニッシュ・ウェアっぽい青いストライプなのも、イギリスらしくてお洒落だし。
イギリス人はペストリーが大好きで、デザートやお茶菓子向けの甘系も勿論あれば、食事や軽食になるしょっぱ系も割と多くあります。
イギリスの御総菜パン代表、ソーセージ・ロール。市販されている物は、大抵肉の質がすこぶる怪しい上に、油ぎっていて食べる気が起こりませんが、そうか自分で作れば良いんだ。
ストークの販売促進レシピ本は、イラストは可愛くとも、マーガリンのメーカーなだけに、全ての料理にバターの代わりにマーガリンが使用されていて正直不味そうです。しかしこの本に掲載されているレシピは、イギリスの昔の料理本にしては、概ね結構美味しそうだと思いました。
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