2025/04/05

チェコスロヴァキアのキリンのフィギュリン

 

以前P太がアーディングリーのアンティーク・フェアで、1950年代のチェコスロヴァキア製のキツネの陶器製フィギュリンを買いました。「Royal Dux」と言うブランドで、まるでトンパ文字のような流線的に処理された、凄く独特な洗練されたデザインです。もしこのシリーズの他の動物に出会えたら、友達へのプレゼントにするのに良いかもと考えていました。そう思っていた矢先、同シリーズのキリンで出会う事が出来ました。バックスタンプは無いものの(多分元はラベルが貼られていた)、すぐに同じシリーズだと分かりました。

正直キリンと言うのは余り馴染みのない動物で、キリンのフィギュリンは珍しいかも知れません。実物は首と脚がもっと長~い位のバランスだから、フィギュリンとしては形成しにくいのだと思います(縫いぐるみなら時々ある)

しかしこのシリーズでは、猫とかウサギとか普段なら一番可愛いはずの動物の筆頭が、イマイチ可愛く表現されておらず、その中でキツネとこのキリンは造形が優秀です。

兎に角細長く、ひょろんと出来ています。それでも安定良く自立するのは、正面から見ると脚が二本ずつ合体しているからです。

顔自体は、実は不愛想な目付きで余り可愛くありません。

このシリーズを自分でコレクションするのではなく、元々友達に上げたいと考えていたのは、例えコレクションしても、前出のように動物に寄っては可愛くない物もあり、また縮尺率が実物のサイズに反してバラバラなので、集めても纏まりが悪く見えるからです。可愛く作られている動物だけを、単独で飾った方が映えるように思います。

 

 

 


2025/04/04

月明かりの庭

お伽噺のような城下町Arundel アランデルを最近久々に訪れ、其処のアンティーク・モールで、このリカちゃんが着ているワンピースの深い紺地に花柄の布を買いました。ほんの小さな端切れですが、ドール服には十分使える大きさだし、ちょっと見掛けないタイプで割と面白く仕上がりそうだと思ったからです。

夜の花畑のようなプリントなので、テーマは「月明かりの庭」にしました。毎度ながら、題名を決めるのは安直且つテキトウです

この布でドール服を作るのなら、プリントを生かす為に出来るだけシンプルで(願ってもないw)面積の大きい、Aライン+ラグラン袖のカフタン風ワンピース一択でした。

モデルは、姪が遊び古したキャッスル製お人形教室スタンダードのリカちゃん。髪型とリップを、ちょこっとだけカスタムしています。それに、今回はピュアニーモ・フレクションSボディを合わせています

元は淡いペパーミント・ブルーの髪色でしたが、経年のせいなのか?少し黄ばんで来たような…。

少しでも夜らしさを出す為に、ビーズや塗装したボタンを組み合わせて、ランプと言うかランタン擬きを作ってみました。もし日本であれば、百均の材料を色々工夫して組み合わせ実際に明かりの灯るランタンが作れそうだし、そもそもカプセルトイや食玩等でランタンのミニチュアが手に入るのではと思います。

一応ネットでミニチュア・ランタンの作り方を調べたら、意外なアイテムを再利用していて、今年のフリマでは是非買っておかねばと思いました。

 未だ朝夕は肌寒い季節なので、ウールのショールを羽織らせたり。

月夜の庭には、不思議がいっぱい。リカちゃんが夜の庭を散歩していると、迷子になったイエティの子供に出会いました。

このイエティは、お友達のキチ吉ちゃんからの誕生日プレゼントで、キムキムちゃんことクラフト作家のキムラプレミアムさんの手作りです。

元はキーホルダーで、最近購入した近い色のバックパックにぴったり~♡と一目で惚れました。しかしバックパックに付ける前に、リカちゃんと一緒に撮影してみたくなりました。

毛足の長いふかふかのモールで出来ており、手足が曲がるので結構ポーズが付けられます。

今回の撮影用に、少しでも庭らしさを出す為に、張りぼてどころか「衝立て花壇」もでっち上げました。これを作る為に、義母から古い園芸雑誌を貰って来ました。

こんな粗末な物でも、写真で人形にピントを合わせれば何とか誤魔化せる…と思っていましたが、流石にそう上手くは行きませんでした。安直にタイトル付けると、後々結構厄介な事になります(苦笑)

ドール撮影の植え込み等に使えるよう、姉は普段から百均で小さなソフビ製の花を買い揃えています。しかしイギリスって、そんな小さい造花を中々見掛けません。皆、どかーんとデカい造花ばかりで。

何だかんだ言っても、イエティちゃんとのドール撮影は楽しかった! 果たして迷子のイエティちゃんは、無事雪山へ戻れるのでしょうか??

 

 

 


2025/04/03

リバティの茶系花柄のビンテージ・スカーフ

 

友達への誕生日プレゼントに加える為、ビンテージのリバティのスカーフを買いました。最初に手に取った時はポリエステルかと思い、リバティのビンテージ・スカーフにも化繊ってあるんだなーと意外に思いましたが、「オール・シルク、イングランド製」とロゴ近くにプリントしてありました。

柄名は突き止められませんでしたが、ビンテージ・ショップのサイトで同柄色違いには一件だけヒットし、それに寄れば1960年代の製品だそうです。

縁は手縫いで「撚りぐけ」されてあるので、それなりに造りの良いスカーフである事は間違いありません。

茶色地に黄色、白、空色の花が散った、リバティらしい品の良いクラシックな花柄です。一段薄い無地の茶色の四方の枠が、細かい花柄を引き締めています。 解れもプリントの褪せもなく状態は良いのですが、ビンテージ・ファブリック特有のおばーちゃんの箪笥の匂いがした為、手洗いし柔軟剤で仕上げました。

中々可愛い花柄で友達が好きな茶系ですが、その一方で真面目で面白みがない為、正直お洒落に着こなせるかが問題です。いや、私がちょっと突拍子もないデザインを好むだけで、普通は無難なデザインの方が使い易いか。一辺60㎝弱の小ぶりなスカーフなので、少し肌寒い時に、首に巻いたり肩に羽織るのに役立つと思います。

 

 


2025/04/02

ドラえもん列車でGO!

 

昨年の一時帰国時で、六本木の夜桜花見から滞在先の田無の姉の家に帰る際、地下鉄都営大江戸線を利用し、西武新宿線の中井駅で乗り換えて帰る事にしました。都営線はやたら地下深く通っていて、更に普段は使用されない謎の空間や鉄扉が異様に多く、実は核戦争時のシェルターとして作られているのでは?と噂される事があります。そう言う訳で、六本木駅は東京ミッドタウン赤坂と地下で連結しているものの、実際にホームに辿り着くのはかなり掛かります。そして、大江戸線中井駅から西武新宿線中井駅も、同じ駅名とは言え乗り換えには延々と歩かなくてはなりません。中井駅は各駅停車電車しか止まらない為、普通は田無へ行くのには鷺宮駅で急行か準急に乗り換えますが、今回は各停でゆーっくり帰る事にしました。ずっと座って居られるのと、乗った電車が「ドラえもん」とのコラボ列車「DORAEMON GO!」だったからです。

しかも終点が田無駅なので、田無で乗客が全員降りた後、一瞬だけ車内を撮影出来る貴重な機会と狙った為です。

前にも書きましたが、アニメの「ドラえもん」を制作しているシンエイ動画が、西武新宿線沿線の田無に所在する事に因むコラボです。

単にキャラクターが車体に描かれたラッピング列車ではなく、車内の隅々まで細かくドラえもん仕様にされており、心憎い程のデザイン性の高さです。

ドアの注意書きまでドラえもん。

ついでに、全線各停になんて乗った事がなかったから今まで気付きませんでしたが(話には聞いた事がある)、西武線上井草駅発着音楽は初代ガンダムのOP「翔べ!ガンダム」です。サンライズの本社が在るからだそうです。

昔から中央線や西武線沿線にはアニメ制作会社&スタジオが多く、ここ近年西武線は特にアニメとのコラボに力を入れているようです。

ボケボケ写真ですが、ドアが閉まるとこんな感じ。

電車正面は流石に終点駅でも見る事が出来ないので、武蔵関駅近くの桜並木で撮った写真から。

こう言うコラボが沢山あるので、やはり日本って楽しい。イギリスの鉄道なんてなあ、運賃がべらぼうに高い上に遅延、突然の運休が当たり前だし(恐らく値段に対してサービスが世界一悪い₎、我が家の最寄路線は日曜はしょっちゅう工事修理等で全線運休になったりで…、コラボ以前の問題です。