「Wallingford Arcade ウォリンフォード・アーケード」は、老舗ホテルだった建物を利用した、古い入り組んだ建物自体が興味深いアンティーク・モールでしたが、売られている物自体は、やはり英国全国共通で他のモールと大差ありませんでした。
例えば、陶器類は写実的な植物柄&金彩、ガラス製品は優雅な吹きガラスかカットガラス(またはカットガラス風)中心で、言わばお行儀の良いクラシカルなデザインが人気で多いのです。
そう言ういかにも英国らしいテイストも嫌いではありませんが、生憎我が家には合わず実用的ではありません。
特に食器の金彩は電子レンジで使えない為、現代の生活スタイルには不便です。
ブルーフィローのような藍一色の風景画の陶器も、イギリス人には根強い人気。
バラバラの古い食器を三段に繋げたアフタヌーンティー用のトレイは、イギリスでは割とお馴染みのリサイクルのアイディアです。
そんな中、アール・デコやミッド・センチュリーの製品を集めたストールが異彩を放って目を引きました。
クラリス・クリフを始めとする、アール・デコ時代の陶器も人気です。しかしこの時代までの食器は、強度の面で電子レンジや食器洗い機に不向きだったり、やはり実用面では問題があります。
その点、1960年代以降の食器は、問題なく実用出来ます。
ここでは、北欧ビンテージの食器も混じっていました。以前チャリティショップで購入したのと同じ、フィンランドの「アラビア」のソルトボックス。同じく木製の蓋の亡くなったコンディションですが、普通に買うとやはりそれなりの値段。
素焼きじゃないけど、これはどう見ても現代の土偶⁈ てかったオレンジ色が強烈です。
別なストールで、ホーンジーのビンテージ食器を集めたコーナーがありました。
ホーンジーのマグにデザインも技法も似ていますが、別のメーカーの物。
シンプルで可愛い花柄は、昔のトランプ。 プラスティックの専用ケースに入っています。
幼児用のハイバック・チェアのようですが、可愛い水色の木製椅子に、大胆な花柄のビニール・シートを合わせるセンスに時代を感じます。
やっぱり私はクラシックな物より、こんなミッド・センチュリーのレトロ・ポップなアイテムに惹かれます。
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