バービーをこれまでにない程ケバくリペイントしてしまった後、もっともっと練習を重ねなければ~と躍起になり、今迄リぺしたバービーの顔を消して、全て再びリぺする事にしました。
で、昔リぺしたバービーを引っ張り出して来ましたが、今見ると我ながら酷く粗末な仕上がり。当時は、これでも自分としては十分頑張ったと思い込んでいたのです。
更に幾つかは、暗所に保管していたのにも関わらず、リップの色が褪せて消え去っていました(絵具も質が酷い)。
この1999年型ボディのバービーは、2015年タイプの今のバービーに比べると、体型が違うだけでなく、顔の型も結構大きく異なっている事に気付きました。
こちらの方が面長で、言うなれば馬面。更に頬に妙な凹凸があり、厳ついと言うか、宝塚なら絶対男役向きの雄々しい顔型です。
おまけに肌の色が、他の白人地黒バービーと比べても更に濃いのです。もしかして白人ではなくヒスパニックか?と疑いましたが、ブロンドだしねえ。
実際に2015年以降のバービーと並べて比較すると、顔型も体型もまるで母と娘程の差があり、最早ティーンネイジャー・ドールとは呼べない位に老けて見えました。
その時の自分のリぺは、従来のアイプリント上に彩色した稚拙な物で、一層老けて見えましたが、それを落として顔型だけにしてみても、若く(せめて20歳代位に)リペイントする自信は全くありませんでした。
前回の反省を踏まえて、描き込んでもケバくならず、落ち着いて見えるように一応注意しました。ケバくなる決め手は、眉毛と睫毛の長さや角度、それにリップの色にあるのではないかと思います。
今回のリペイントも、水彩色鉛筆メインで仕上げています。例に寄って最後の定着液で顔に凄くテカリが出てしまった為、パステルの粉を擦り付けましたが、鼻の頭だけはどうやってもテカったままでした。
髪型もちょこっと変えて、イメージ一新。このバービーは髪の質も傷んで切れ毛が多い為、本当はヘアバンド等で分け目を隠した方が良いのです。
このドレスは、数年前に他のバービー用に作った物でしたが、生憎イメージ的に全く似合わず、長らくお蔵入りとなっていました。
しかしフォルムとしては1999年ボディにぴったり沿うよう縫ったので、イメージの合う1999年ボディのバービーの登場を待っていました。少なくともデザイン的にも色合い的にも、この肌の色には問題ないようです。
シックにリペイント出来たかどうかは疑問なものの、あのバービーお得意の蛍光色っぽい明るさからは遠ざかったように思います。
まだまだ全く不十分&不満足ですが、一体手掛ける毎に学ぶべき事は得られます。反省を無駄にする事なく、これからも精進しまっす。
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