2022/08/10

ターコイズ風カボションとフィリグリーの花束風ブローチ

いつも行くフリマで、中々良さげなビンテージ・ジュエリーを幾つか販売しているストールを見掛けました。売り主の男性に値段を尋ねると、どれも一つ3ポンドと言われ、正直少し高いなあと思いました。未だフリマを見始めたばかりだった事もあり、その時は見送りました。最後にそのストールを再び訪れ、一番気になっていたこのブローチの値段を、既に店仕舞いを始めていた女性の売り主に聞くと、2ポンドとの事で即座に買いました。

アール・デコ時代のチェコスロヴァキア製のフィリグリーのブローチが好きで、今までも度々買っていますが、これはその中でも今まで見た事のない珍しいデザインだと思いました。その時代のフィリグリーのブローチと言えば、点対称型、または線対称の円型や楕円形等が多いのですが、これはそのどれでもなく、初めて見た花束のような形をしています。全体的にすらっとした縦長のフォルムで、洗練された大人っぽさがあります。

型押しの透かし金具を葉に見立て、ガラス製の水色のマーキス型カボションを花に見立てています。このトルコ石風に模様を付けられたカボションも、変わっていて印象的です。

 

 

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