2022/08/08

トパーズ色スワロの三連ネックレス

ビンテージのネックレスは、アンティーク・モールやフェアでは、概ねビンテージのブローチよりも高い値段が付けられています。何故なら、ネックレスの方が現代のファッションにおいては実用の需要が高いからです。ところがチャリティショップでは、ネックレスよりブローチの方が高く売られている事があります。それは、チャリティ屋で扱う一般人から寄付される中古アクセサリーは、大抵が今時のファスト・ファッション製で、ブローチと言うアイテムそのものが現代は少数派な為、在るとしたらビンテージが多いからです。しかし、チャリティ屋のネックレスにも、時折ビンテージが混じっている事はある為、多少の知識があれば、それと見極める事が出来ます。

このネックレスは、チャリティショップで一つ1ポンドで売られていたネックレスの中から見付けました。因みにそのお店では、ブローチはレジ前のガラス・ケースに入って、一つ3ポンドで売られていました。

トパース色+AB加工のガラス・ビーズと同色のシード・ビーズが交互に、グラデーション式に三連に連なっています。色味的には落ち着いていても、美しいカット・ガラスのAB加工がゴージャスに輝き、また三連なので充分存在感があります。更に、このトパーズ色は日本人の肌色に馴染み易く、合わせる服の色を余り選ばない利点があります。

このガラス・ビーズは、どう見てもスワロフスキーのラウンド・ビーズ。最大の大きさで、直径1cmはあります。材料費だけでも、普通は到底1ポンドでは収まりません。もし現代のファストファッションであれば、プラ・ビーズか中国製の精度の悪いガラス・ビーズだった事でしょう。

ビンテージのネックレスと判断出来る決め手の一つは、古風な凝ったデザインのクラスプです。上の端のビーズとビーズの合間に、下のフック型の留め具を引っ掛け、長さを調節出来る仕組みなのですが、正直試してみると非常に扱い辛いです。出掛ける間際なんて、中々引っ掛からなくてイライラしそう。昔ならではのクラスプは、ビンテージ・ネックレスの魅力の一つですが、実用するなら普通のアジャスターに替える方が良いかも知れません。

 

 

 


 

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