今日から春節、中国語圏の太陰暦の旧正月です。今や世界中の何処でも中国系の人は非常に多く見掛けますし、また休暇中に大量の中国人が移動するので、春節も世界的に影響するようになりました。
現在日本は中国本土とは緊張する関係にあり、中国の名前を聞くのもイヤな人は居るかも知れませんが、春節を祝うのは何もCCPRだけじゃないんだし、今年もドールでお祝いする事にします。
今回のドレスには、中華サテンと言う生地を初めて使ってみました。結構昔に、フリマで中国人のストールから買った端切れです。
朱赤地に金糸の梅柄の刺繍が織り込まれた、一発でチャイナ・ドレスっぽく見える「いかにも」なポリエステル生地ですが、余りに扱い辛くて今まで手を付けませんでした。非常に解れ易い上につるつる滑り捲って、型紙を写すのも裁断するのすら厄介だからです。
チイパオのようなダーツの多い、1㎜の誤差でもフォルムが変わってしまう服を作るのは無理だと思い(少なとも私には)、一番簡単なドール服とも言える、普通のチューブ・トップのフレア・ドレスにしました。が、やはり写している最中、裁断している最中から、更に縫っている最中もどんどんズレて行ったようで、左右対称には仕上がりませんでした💦 スカートのギャザーを均等に寄せるのも、妙なクセが付いてしまって上手く出来ません。
解れ易さは普通の解れ止め液で収まり、針通りとアイロンの利きは悪くありませんでしたが、繊維が余りに細く脆過ぎて、扱っている内にどんどん毛羽立って来ました。
合わせたゴールドのミニ丈ジャケットは、フリマでインド人から買ったシャンタンのようなサテン地で出来ています。インド人は、フリマで光沢のある美しい生地を売っている事が良くあります。…結局イギリス人以外の方が概ね裁縫に熱心なようで、フリマで端切れを売っている事が多く、自分の役に立たせて貰っています。
こんな着る意味のないような丈の短い羽織り物は、アクセサリー・ジャケットやカーディガンとも呼ばれ、チューブ・トップのフォーマル・ドレスに合わせるのは結構定番です。
やはり本来は余り肌を露出させてはいけないので(特にデイ・ドレスの場合)、こんなミニ丈ジャケットやショール、ケープ、または長い手袋を着用して露出部分を減らしたようです。
ドレス自体が全く中国っぽくない形なので、ジャケットは縦襟で広い長いベル・スリープにし、少しだけ中華風を意識したいと思いました。肩幅が、ちと広過ぎたような。
また、ジャケットの前留めの下にちらっと胸元が覗くよう、ちょいとバランスには拘りました。アゾンの胸のデカいドールに良く登場するようなこう言うアウトフィット、やはりDT殺しの服とか呼ぶのだろうか…。
袖は、もっと大袈裟に長くても良かったかも知れません。袖端に縫い付けたブレードは、山小屋風チャリティショップで格安で買った物です。こう言う物も現行で買うとかなり高いし、売られている種類も非常に限られていて、使えそうな物は中々手に入れられません。しかし、これはちょっとドール服には分厚過ぎました。
中国服ではお決まりの袖口を前で合わせて手を組むポーズって、ドールで再現するのは結構難しいのです。
ドールの可動域にも寄りますし、素材に張りがあり過ぎて袖に妙な皺が沢山寄ったりで、中々上手く出来ません。
こう言う格好には、是非フリンジのイヤリングを合わせたいと思いましたが、モモコ・ドールには基本的にピアス穴が開いていません。そこで、着物女子界隈で人気があるらしい、カチューシャの先に房の垂れ下がった、イヤリングを着けているように見えるヘッドドレスを作ってみました。
多分耳たぶに千枚通しをぶすっと差せば、モモコでもピアスが出来るようになるとは思うんですけどね。中古のバービーなんかは躊躇なくブスブスとピアス穴を開けていますが、モモコは高価なので勇気がありません(苦笑)。
タイトルの「大吉大利」は、この紙製中華飾りにも書かれている通り、中国語の新年のお祝いの代表的な言葉の一つだそうです。調べて見たら、中国の新年の挨拶と言うと、金運アップに関する物がやたら多いと思いました。
当然暮らして行く上では経済も重要ですが、それより先に「家内安全」とか「健康祈願」、年齢に寄っては「恋愛成就」や「学業成就」等、年の一番初めに金運より先に祈る事はもっとあるんじゃないかと、日本人の私はつい思ってしまいます。「世界平和」とか、今や本当に切実ですし。勿論個人的には誰が何を祈ろうが勝手ですが、こんな所にも国の文化の違いって出るものだと思いました。
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